「RAILWAYS~49歳で電車の運転士になった男の物語~」に登場する「バタデン・デハニ50形」の実物が見られる「一畑電車・出雲大社前駅」 

出雲大社に最寄りの鉄道駅となる、神門通りの「一畑電車・出雲大社前駅」は、1930年に建てられた洋風の建築物だが、駅舎の玄関からホームまで、一段の階段もないバリアフリーの設計で、1996年(平成8年)に「国の登録文化財」に、また2009年(平成21年)には、経産省から「近代化産業遺産」の認定を受けている。

待合室の照明は抑えめで、ステンドグラスが映えて見えるようになっている

しかし、出雲大社が「平成の大遷宮」を目前に控えた2012年(平成24年)、神門通りの再開発に伴ってリニーュアルされた。

その結果、観光案内所は外に移設となり、現在は駅舎にカフェ、右隣には「縁結びスクエア」と名付けられたトイレ付きの広場が設けられている。

さて。これから詳しく紹介するのは、その奥に小さく見える赤い電車のお話だ。

「バタデン」の名前で親しまれている一畑電車は、「出雲市」と「松江しんじ湖温泉」間の42.2キロを結ぶローカル列車で、大正時代から生活路線として活躍するとともに、松江城や出雲大社を観光する旅行者の移動手段として、多くの人に利用されてきた。

今でも車窓からは、「築地松」が点々と建ち並ぶ出雲平野や、「日本百景」に選ばれた風光明媚な宍道湖など、ローカル線ならではの旅情が楽しめる。

また途中にある「一畑口駅」では、全国でも珍しい「平地のスイッチバック」が行われているため、鉄道マニアにも広くその名を知られている。

「バタデン」を通して、そんな「出雲の原風景」を描いたのが、2010年に公開された映画「RAILWAYS」の1作目。「RAILWAYS ~49歳で電車の運転士になった男の物語~(錦織良成監督・主演:中井貴一)」だ。

「レイルウェイズ」のあらすじ
仕事に追われ、家族を省みることのなかった都会暮らしで50歳目前のエリート・サラリーマンが、郷里の島根に住む母の病と、同期の交通事故死をきっかけに人生を振り返り、幼い頃の夢だった「一畑電車の運転士になる」ことを実現していく物語。古びたデハニ50形の一畑電車が、田園地帯をのどかに走る落ち着いた情景に、主人公の凛々しい生き様が交錯する感動的な作品だ。

「一畑電車・出雲大社前駅」には、その「RAILWAYS」で使われたオレンジ色のレトロな電車「デハニ50形」が展示されており、車内を無料で自由に見学できる。

ちなみに「デハニ50形」は1929年に竣工した電車で、現存する「手動開閉式ドアを持つ営業用電車」としては「日本最古」と云われている。

最後に。一畑電車の車両倉庫と整備工場がある「雲州平田駅」では、駅構内限定で「デハニ50形」の体験運転ができる。料金は1万円以上するが、意外にも希望者は多いようだ。

筆者はバタデンの熱狂的なファンで、「デハニ50形」の体験運転をするために、わざわざ大阪から島根に移住した人間を知っている(笑)。興味があれば以下のオフィシャルサイトで確認を。

「デハニ50形」体験運転 オフィシャルサイト

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