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メニューは「割子」と「釜揚げ」だけ。出雲そばの王道を歩む「かくれ庵」

出雲そば

「出雲そば」の世界には「そばりえ」という「称号」がある。

ワインの「ソムリエ」をもじってネーミングしているくらいなので、あまりセンスや権威は感じないが(笑)、「出雲そばりえ」になるには「出雲そばのお店を50店以上食べ歩いた」、あるいは「出雲そばを3日に1度以上は食べる」などの認定基準を満たす必要があるらしく、実は国家資格を取得するより難しいかもしれない。

「出雲そばりえの会」オフィシャルサイト

今回はそんな「出雲そばりえ」が通うという「穴場の店」を紹介しよう。

その名の通り、「かくれ庵」を探すのには苦労した。

宍道湖西岸、出雲平野の田園地帯の片隅にある民家の敷地で、ひっそりと営業しているため、ナビでは近くまで来れても、なかなか「玄関」までは行くことができない(笑)。もし家内が、この小さな小さな「看板」に気づかなければ、あきらめて他を探すところだった。

人によっては、こういう店構えに不安を感じるのかもしれないが、筆者はこれを見てほくそ笑んだ。

座敷にあがり、このメニューを見た瞬間、その予感は確信に変わった。

「嫌なら帰れ!」とも受け取れる単品メニューは、店主の強い誇りの証。よほど自信がなければ店はやっていけない。逆をいえば、それで成り立つ程度にしているのかもしれないが…(笑)。

おそばは「冷」も「温」も美味しかったが、筆者は「割子そば」が気に入った。理由はその何とも言えない「瑞々しさ」にある。

そばは水気が多いとコシがなくなり、逆に少なすぎると細切りできなくなるため、田舎そばがごとく無骨になる。出雲そばの店はどこもコシに強いこだわりがあるせいか、瑞々しさをあまり感じさせてはくれない。ゆえに麺というより「そば切り」という感が拭えない。

だが、「かくれ庵」のそばはどうだ。

写真で見ても水加減の絶妙さが伝わるくらいしなやかで、「麺」と呼ぶに相応しい出来栄えだ。ゆえに上品で、見た目からも食欲がわき、さらにつゆの絡みがいいため、少しつけるだけで美味しくいただける。

実は、「かくれ庵」は紹介している「鶴華 波積屋」からそう遠くない場所にあり、両者は典型的な「出雲そばの両翼」をなす店といえる。

そもそも「味」というのは、個々の生まれ育ってきた環境によって異なるものだけに、「食べログ」などの「美味い・まずい」というのはアテにならない。客観的な情報から、「好きか嫌いか」の軸で判断するほうがいいと思う。

かくれ庵
住所:出雲市斐川町坂田3287
電話:0853-62-5128
営業:[昼]11:00~14:00、[夜]17:00~20:00 ※夜は要予約
休日:木曜日
席数:40席
駐車場:約10台

 

「出雲そば」の特徴と、お勧めの食べ方

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