スポンサーリンク

「温泉分析書」から分かること

車中泊で温泉旅
温泉分析表
「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
温泉車中泊コースガイド 執筆秘話
車中泊の旅行者が、本当に知りたい温泉地の情報をまとめた本の紹介です。

「温泉分析書」はプロフィール

温泉分析書をまともに見ようとすると、誰だって最初は科学的な専門用語に圧倒される(笑)。

温泉

だがpHや成分総量など、一部でもその意味が分かるようになれば、温泉めぐりは今より断然面白くなる。

そこで、その温泉の「キモが掴める」温泉分析書の見方を紹介しよう。

「効能」は、「泉質別適応症」で確認する

適応症

いわゆる「効能」は「適応症」と表現されている。

温泉分析書には「一般的適応症」と「泉質別適応症」が記載されているが、「一般的適応症」はすべての温泉に共通することが書かれている。
つまり注目すべきは、その温泉独特の「効能」が記された「泉質別適応症」だ。
なお「単純温泉」の効能は「一般適応症」のみになる。

日本にある温泉の主な泉質
❶特徴 ❷効能 ❸代表的な温泉地

単純温泉

下呂温泉

❶無色透明・無味無臭、お湯が柔らかい
❷疲労回復、神経痛、筋肉痛、肩こり
❸鬼怒川温泉、道後温泉、下呂温泉

二酸化炭素泉

有馬温泉

❶泡つき、ぬる湯
❷高血圧、動脈硬化、きりきず、やけど
❸有馬温泉、別府温泉郷、湯の児温泉

炭酸水素塩泉

嬉野温泉

❶美肌、とろとろ
❷切り傷、慢性皮膚病、美肌作用
❸湯村温泉、鳴子温泉、嬉野温泉

塩化物泉

城崎温泉

❶湯あたりしにくい
❷冷え性、切り傷、やけど、関節痛
❸秋保温泉、城崎温泉、指宿温泉

硫酸塩泉

玉造温泉

❶無色透明、苦味あり
❷動脈硬化症、やけど、慢性皮膚病
❸玉造温泉、河口湖温泉、芦ノ牧温泉

含鉄泉

登別温泉

❶鉄が酸化しているため、茶褐色
❷神経痛、リウマチ、創傷、婦人病
❸長良川温泉、登別温泉、土湯温泉

硫黄泉

草津温泉

❶美肌、色、刺激、匂い
❷リウマチ、運動障害、しもやけ、創傷
❸草津温泉、別所温泉、雲仙温泉

酸性泉

新玉川温泉

❶肌がピリピリする刺激、無色またはわずかに黄色、酸味あり
❷腺病、神経痛、胃腸病、皮膚病
❸新玉川温泉、岳温泉、蓼科温泉

ラジウム泉

三朝温泉

❶とろとろ、刺激あり
❷痛風、高血圧症、慢性皮膚病
❸湯の山温泉、三朝温泉、玉名温泉

温泉の濃さは、「浸透性」と「成分総量」でわかる

温泉の浸透性は、「低張性」・「等張性」・「高張性」の3段階で表示される。

「低張性」・「等張性」の温泉は、水分がカラダに浸透しやすいため、長湯をするとふやけやすい。

逆に浸透圧の高い「高張性」のお湯は、カラダから水分が抜けるため、知らずに長湯すると「湯あたり」しやすい。

有馬温泉

成分総量

また、温泉の濃さを測る目安として、成分総量がある。

療養泉の基準に成分総量が1,000㎎/㎏以上という項目があるが、これは温泉1キロ(=約1ℓ)あたりに、1グラム以上の温泉成分を含んでいると意味。

この数字が大きいほど温泉成分の総量が多い、つまり「濃い温泉」ということになるわけだ。

「美肌効果」は、3つのポイントで判断する

喜連川温泉

最後は、美人・美肌の湯について。

「美容」は療養ではないので、適応症(効能)とは認められておらず、その温泉に美肌効果があるかないかは、宣伝か独自で判断するしかない(笑)。

その判断基準になるのは、pH値と、メタけい酸の含有量、そして泉質だ。「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」の3つは、「三大美人泉質」と呼ばれ、女性に人気がある。
必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集 
タイトルとURLをコピーしました