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車中泊を規制する施設の「勘違い」

車中泊規制 エッセイ
この話は、「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、20年以上に及ぶキャリアを通じて、思い浮かんだことをエッセイに仕立てた記事のひとつです。
旅の空から ~エッセイ&忘備録~
クルマ旅専門家・稲垣朝則が、車中泊の取材旅で書き残した忘備録と、旅でのエピソードを綴ったエッセイを収録しています。

「ご遠慮ください」は、百害あって一利なし

しららはまゆう公園

2020年2月。

またひとつ、僕らは素晴らしい車中泊スポットを失った。

ただ、今回は規制の表示にひっかかった。

ビシッと「禁止」にしてしまえばいいものを、「ご遠慮ください」なんて生ぬるい表記にしているものだから、予想通りこうなる(笑)。

車中泊マナー違反

そもそも「ご遠慮ください」というのは、利用する側に決定権があるわけで「遠慮しない」という選択肢が許される、電車の優先座席のようなものだ。

だが、良識を持ち合わせた車中泊旅行者なら、そういう選択はしない。

するとどうなる?

ここには図々しい輩だけが残り、ますますマナーのレベルが低い車中泊客の巣窟になるだけだ。

世の中では、こういうケースの対策が、とうの昔に確立されている。

乗鞍観光センター

このように「禁止事項」を明記すれば、誰の目にも違反行為が明白で、する側はやりづらくなり、施設側は通報してくれる味方が増える。

するとさっきとは逆の循環が生じ、マナーのいい車中泊旅行者しかいなくなるため、禁止する必要もなくなるわけだ。

これは乗鞍観光センターだが、ここ数年試行錯誤を繰り返し、今はこのカタチに落ち着いている。

確かに以前に比べてマナーの悪い車中泊者は減ったように思う。もちろんそれでも、ゼロというわけではない。

南紀白浜温泉

白浜温泉が「車中泊禁止!」と大上段に構えられないのは、インバウンドに陰りが見え、先行きが不安になる中で、再びブームの兆しが出始め、平日でも安定的な来客が望める車中泊の旅人を、「おいしいお客様」と認識しているからに他なるまい。

ビジネス的見地に立つなら、この不景気な時代にキャンピングカーが買えて維持でき、さらに旅に出られる経済力を有したターゲットを、自ら切り捨てるなんてあり得ない(笑)。

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