車中泊の寒さ対策。まずはクルマの防寒から

真冬の車中泊車中泊時の寒さ対策
クルマ旅のプロが実践する、ワンランク上の車中泊クルマ旅
このサイトでは、既に車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、20年以上の歳月をかけて培ってきた、オリジナルの車中泊クルマ旅スタイル「Auto-Packer」を紹介しています。

侵入してくる冷気を遮断する。

凍る結露

厳冬期の車中泊では、クルマを防寒しなければ寒さを完全に食い止めることはできないわけだが、その一番の秘訣は「窓」にある。

窓ガラスの防寒

冷気は窓ガラスから車内に浸透してくる。それがどれくらい冷たいかは、夜暗くなってからエンジンを切って、運転席に座ってみれば身に沁みてわかる。つまり、すべての窓を内張りすれば冷気の浸透が遮断できるわけだ。

内張りに使う素材で簡単に入手できるのは、割れ物の運搬時などにも利用されるエアパッキン、俗にいう「プチプチ」。中に封じ込まれた空気が、ここでは高い断熱効果を発揮してくれる。

車中泊の寒さ対策

ただ、車中泊ではキャンプに使う「銀マット」を加工して使う人が多い。

こちらのほうが窓に装着しやすく、見映えも良いという理由からだが、内張りには車内のプライベートな空間を外から隠すという効果もあり、「銀マット」はその点でも理に適っているといえるだろう。参考までに、DIYで上のウインドウシェードを作る方法を紹介しておこう。
車中泊に使うウインドウシェード(窓の内張り)の作り方(簡単・軽量・かさばらない)
車内のプライベートと防寒に役立つだけでなく、薄くて携帯性に優れた「ウインドウシェード」の作り方をご紹介。

ただ、長く使うことを前提にするなら、市販されている既成品の「マルチシェード」がお勧めだ。

このいちばんポピュラーで装着の簡単な内張りは、当サイトでも何度か紹介している株式会社アイズの製品で、多少値は張るものの、国産車のほとんどの車両サイズが用意されており、DIY をする手間を考えれば、それに見合う価値は十分にある。

車中泊の寒さ対策

「マルチシェード」は4種類の素材を組み合わせてキルティング加工されているが、中のポリエステル綿には、空気の断熱層を作り、車内の温度を暖かく保つ効果がある。

マルチシェードの、吸着力が落ちた吸盤を蘇らせる裏技

マルチシェードを使っている人なら、大半が一度はこの問題にぶつかっていると思うが、剥がれやすくなった吸盤を復活させる方法は2つある。

よくネットなどに紹介されているのは熱湯に浸す方法だ。ただ筆者の経験では、やり方に問題があったのかもしれないが、それほど効果は感じられなかった…

吸盤再生

同じ吸盤を使用して圧倒的に効果があったのは、吸着面にハンドクリームを塗る方法だった。素肌以外にも効くとは、「ニベア」恐るべし(笑)。

吸盤は古くなるとフチにわずかな凸凹ができて吸着力が衰える。ハンドクリームはその隙間を埋め、吸着力を復活させてくれるという。使用するクリームの量は吸盤ひとつに対して米粒大ほどでいい。

具体的には、まずハンドクリームを塗る前に、吸盤と窓ガラスをきれいにしよう。吸盤はできれば洗剤で洗うほうがいい。それからよく乾燥させ、ハンドクリームを吸盤の内側全体に薄く塗る。

この方法の利点は、ハンドクリームさえ手に入れれば旅先でも簡単に修復できる点にある。吸盤は緊急時ならそのまま丁寧に拭いてやればいい。

吸盤

それでも駄目なら買い換えよう。吸盤は100均ではなかなか手に入らないと思うので、最初からホームセンターに行くほうがいいだろう。

スライドドアからの冷気を防ぐ

車中泊の寒さ対策

スライドドアがあるクルマは、そのステップからも冷気が上がってくる。

ただそれを防ぐための専用品を作るのはナンセンスな話だ。いちばん簡単で効果的な方法は、大きなビニール袋に、着てきたダウンジャケットなどのアウターを入れて、ステップの上から詰めること。

ドアを開ける時には外す必要があるが、増える荷物は袋1枚だけで済む。

冬の車中泊のベテラン達は、居住空間をキープするため、徹底した「転用」を模索している。

車中泊の寒さ対策

必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集 
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