冬の車中泊旅についてまわる、融雪剤の塩害対策【クルマ旅のプロが解説】

防錆コート車中泊時の寒さ対策

25年以上の車中泊経験を持つクルマ旅のプロが、冬の車中泊についてまわる融雪剤の塩害対策について解説しています。

「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊入門ガイド

この記事では、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、既に1000泊を超える車中泊旅行を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、四半世紀に及ぶ経験を元に、日本各地を車中泊でめぐるための「know-how」を紹介しています。

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~ここから本編が始まります。~

ボディーの防錆(ぼうさび)コートが有効

雪道走行

筆者はスタッドレスタイヤへの交換と同時に、オートバックスでクルマの床下とタイヤ廻りに防錆コートを施している。

降雪エリアの道路には、積雪や凍結時に融雪剤が散布されているが、その主成分である塩化カルシウムは、雪や氷を溶かすいっぽう、その上を走る自動車をサビやすくしている。

特に高速道路は一般道に比べ、大量に融雪剤が散布されているため、在住者だけでなく旅行者も、クルマの下廻りには定期的に腐食防止対策をしておくほうが安心だ。

防錆コート

腐食防止対策は「防錆コート」あるいは「アンダーコート」と呼ばれる作業で、ハイエースクラスの車両でも、普通は床下一式で1~2万円程度で収まる。

効果は1年ほどとされているが、雪道を走る頻度によっては、そこまで神経質になることはないだろう。

帰宅後の洗車

雪汚れ

防錆コートよりも大事なのは、帰宅後の洗車だ。

車種によっては、床下だけでなくサイドのボディーにまで融雪剤をたっぷり含んだ雪を浴びるため、帰宅後には最低でも水洗いだけはしておく必要がある。

その際の問題は洗車場だ。

都心のマンションには洗車スペースのない建物が多いため、ガソリンスタンドの機械洗車を利用している人が多いと思うが、ハイルーフ車や、屋根にラック・ボックスなどを搭載しているクルマはそれも利用できない。

そうなると手洗い洗車となり、けっこうな料金が必要となる。

洗車場

そこでお勧めしたいのがコイン洗車場。

今や都心では郊外でもその店舗を見かけなくなったが、まだ降雪エリアに行けば適度に施設が残っている。筆者はそこを利用して、帰宅前に洗車を済ませている。

洗車にはいくつかのコースがあるが、料金は水洗いだけなら400円、シャンプーを加えても500円程度だ。ただし洗車用具は置いていないので、あらかじめスポンジとタオルを持参して行こう。

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