このサイトでは、既に車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、20年以上の歳月をかけて培ってきた、オリジナルの車中泊クルマ旅スタイル「Auto-Packer」で、実際に使ってきたグッズとアイデアを紹介しています。
ポータブルだから、クルマの外に持ち出せる!
このテレビはキャンピングカーを購入する際に、アネックスの担当者がお客様からよく聞く人気アイテムとして薦めてくれた逸品だ。
先輩のキャンピングカー・ユーザーたちが推奨するだけあって、その映り具合と使いやすさには大いに満足している。
感度の高い内蔵アンテナ
放送は電波状況によって自動でフルセグ・ワンセグが切り替わる。町中の道の駅なら、かなりの確率でフルデジの美しい映像を見ることができるだろう。
アンテナは背後のスタンド上部にある横長の白いボードで、4アンテナ4チューナーのダイバーシティ方式。
何のことだかさっぱり分からないが、要するにヤギアンテナに繋ぐことなく、キレイに見られるのはコイツのおかげらしい(笑)。
なにより、コードレスで手軽に野外に持ち出せるのが素晴らしい。
キャンプサイトにサイドオーニングを出して、食事や団欒を楽しむ時には実に重宝する。
BS放送は「スリングボックス」でカバー


スリングボックスは地デジも見ることもできるので、テレビ電波が弱い場所でも、携帯電話さえ通じればまったく平気だ。
ただし、その際は大阪の番組になってしまうため、詳しい天気予報がわからない。そのため、旅先ではテレビで現地の番組をなるだけ見るようにしている。
なお、ブルーレイはモニターを起こせば挿入口が現れる。1週間以内なら数枚レンタルしていくのも悪くない。もちろんCDも再生可能だ。
寝ている間に充電
このテレビは背後に内蔵バッテリーがついており(スタンドの内側)、満充電なら3時間半ほど稼動する。
またそのバッテリーが切れれば、サブバッテリーのAC電源に切り替え、寝る時にテレビをオフにしておくだけで、翌朝には再び満充電に戻ってくれる。
消費電力は動作時で約14W、充電時は約16W。サブバッテリーの容量に不安があるなら、クルマのシガーソケットを使う別の小さなインバーターで、走行充電するという方法もある。
家庭用に比べると10インチの液晶テレビにしては割高なだけに、旅先ではポータブルの利便性をうまく生かしたいものだ。
パナソニックのDMP-BV300 早業「受信設定」法
説明書ではP23の「視聴中の便利な機能」の欄にその方法が明記されているが、探しにくいので紹介しておこう。
リモコンのサブメニュー → その他の機能 → ホームおでかけ切替 → おでかけ更新
普通に設定しようとすると、機械が現在地の郵便番号と市外局番を聞いてくるが、この方法はそれがわからなくても問題ない。
最初はそれに気づかず苦労した。
※残念なことに、既にこの品番の生産は終了している。ただ、ユーズド品は流通しているので、今ならまだ買うことはできるようだ。
後継機種の発売が予想されているようだが、未だ時期は不明。車中泊関連では、不思議な事に「便利なものほど消えていく」(笑)。
