このサイトでは、既に車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、20年以上の歳月をかけて培ってきた、オリジナルの車中泊ノウハウとそのアイデアを紹介しています。

ガラスの外筒をムーンライターに交換する。
レインボーストーブの魅力は、その名の通り七色に輝く光を放つ点にある。
これはミラーのようなガラスの外筒に仕掛けがあるのだが、確かに見ていて気持ちが和む。物理的な暖かさよりも、ほんわかした癒やしを感じさせてくれるストーブだ。
ただしその代償として、手をかざしても暖かさが感じられない難点がある。
そもそもレインボーストーブは対流式なので、熱を上に向けて放出し、部屋全体を暖かくする仕組みなのだから致し方ない。
それを知ってか知らずか、レインボーストーブをウインターキャンプ用に買ったものの、使いものにならないとオークションで手放したり、お蔵入りさせたままの人がいるようだが、このストーブのクオリティーは、あのスノーピーク社も認めている。
そこで、その難点をわずか3300円で解消する術を紹介しよう。
実はかつてトヨトミストーブには、ML-25ムーンライターと呼ばれる、RB-25レインボーの姉妹機種があった。
両者の違いはご覧のカラス製の外筒で、左の白いムーンライターガラスには遠赤コーティングが施されており、手をかざすと明らかに暖かさが伝わってくる。
しかし、廃盤になった現在はML-25をネットで調べても出てこない。
だが、まだパーツのガラス外筒は存在している。
こちらがレインボーストーブに設置した画像。もちろんあの美しい光は失われるが、これならシェルターの中でも使えなくはない(笑)。
ただし、レインボーストーブに比べて暖かいというだけで、アルパカのような熱さまでは感じられない。それでもいいなら、以下のページでムーンライターを手に入れよう。
RB-25にジャストフィットするムーンライターのガラス外筒は、RB-20(B)。
※トヨトミに直接確認しているので、ご安心を。
PS 2019.10
現在は、レインボーと遠赤の2重加工が施されたガラス外筒の新製品R25Eが発売されているようだ。この外筒には炎が直接見えることで燃焼状態がすぐに分かるよう、ひし形のデザインが施されている。
ガラス外筒<CL-25E> 商品コード:11001002 価格3,800円+税
リアル・オートキャンプ(車中泊キャンプ)
車中泊の位置づけは「手段」。 「目的」は生活ではなく、クルマ旅やアウトドアを愉しむこと。


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