クルマ旅のプロが実践する、ワンランク上の車中泊クルマ旅
このサイトでは、既に車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、20年以上の歳月をかけて培ってきた、オリジナルの車中泊クルマ旅スタイル「Auto-Packer」で、実際に使ってきたグッズとアイデアを紹介しています。
このサイトでは、既に車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、20年以上の歳月をかけて培ってきた、オリジナルの車中泊クルマ旅スタイル「Auto-Packer」で、実際に使ってきたグッズとアイデアを紹介しています。
レトルト食品があふれる現代は、飯盒は「炊飯」より「湯煎」に適している。
飯盒といえば、アウトドアで白米を炊く際に使うモノ…
正確には吹きこぼれでフタが浮かないよう、上に石を載せ、薪を当てて煮える際の振動が収まるのを待つ。
その後、火から下ろして逆さにし、しばし蒸らせば完了。もちろん中蓋は炊飯時には使わない。
筆者が子供の頃はそう学校で教わったが、うちの子供達には違う使い方を教えている。
キャンピングカーでなくても、車中泊の旅行中にできる簡単な調理法が「湯煎」だ。その際に、飯盒は少ない水でご飯とカレーを同時に4つ温めることができるスグレモノになる。
それに今は、いろいろな湯煎食品が手に入る。
車中泊のいいところは、スーパーやコンビニが近くにあることだ。
しかも湯煎は調理器具や食器が不要なうえに、飲水でなくても構わない。
また120℃の高温まで耐えられるこのアイラップを使えば、一度冷めたものも湯煎で再度温められる。
その点からすると、災害時にも強い調理法といえるだろう。
なお飯盒に抵抗感がある人には、こういう鍋もある。
スノーピークのトレック900は、飯盒と同じように4つのレトルト食品が湯煎できる登山用のアイテムで、中にストーブとガスカートリッジを収納できる。
もちろん車中泊で使う場合は、高いチタンではなくステンレスで十分だ。
余談になるが、カレーを食べる時はご飯をスプーンにのせ、カレーの中に浸けてから口に運ぶ。
そうすれば食器を汚さずに済む。
台風による強風で、自宅にいながら避難生活のような日々を送らなければならない現代は、こういうアウトドアを学校でも教えたほうがいいかもしれない。
