このサイトでは、既に車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、20年以上の歳月をかけて培ってきた、オリジナルの車中泊クルマ旅スタイル「Auto-Packer」で、実際に使ってきたグッズとアイデアを紹介しています。
車中泊クルマ旅に持参できる最適な大きさ
寝床がテントであれクルマであれ…
キャンプ場に入れば、大半のキャンパーはリビングを設営すると思うが、日本の気候風土に適しているのはタープやサイドオーニングではなく、やはりシェルターであるのは云うまでもない。
ただしハイエースと云えども、車内に全ての荷物を積んだまま、車中泊もできなければならないとなると、使える品番は相当限られる。
そこで白羽の矢を立てたのが、このスノーピーク社のメッシュシェルターだ。
サイズは4人でちょうどよく、2人でも違和感は感じない。しかもスノーピーク製品にしては建て方も簡単。
たったの3回で、初めて説明書なしに建てられた(大笑)。
こちらが収納時のサイズ。もちろん脚が入った茶色の袋も、赤の袋の中に収納できる。
そして想定通り、脚と幕体を別々にすればキャンピングカーWizのテーブル下にきちんと収まった。こうできないと、ひと月以上に及ぶ夏の北海道取材には持っていけない。
しかし、メッシュシェルターというか、基本的にスノーピークのテント&シェルターには、最後の1本のスプリング・ジョイントが、ポールにさしづらいという昔からの欠陥がある。
だが、いとも簡単にそれを解消できる方法が見つかった。
スノーピークのシェルターを建てやすくする超簡単な裏技
ポールと連結するフライシートのスプリング・ジョイントのどれか1本に、写真のネジを取り付け、既存のスプリングタイプではなく、そちらをポールの差すだけで、驚くほど楽にテントやシェルターが建てられる。
ミソは全部ではなく、1本だけでいいという点。ただしそれを一番最後に差さなければ意味はない。
写真のネジは、近くにあるホームセンター・コーナンで見つけたもので、都合よく穴が空いており、別売のリングでフライシートに取り付けられた。ネジである必要はなく、不要になったテントのパーツを再利用する手もある。
もちろんスノーピーク社は、これでシェルターが壊れても保証はしてくれないだろうが、毎回辛い思いをしてキャンプをするよりはいい。
特に冬は重宝するに違いない。同様のことでお困りの方はぜひ。コストは500円ほどでおさまるはずだ。
オートパッカー流 車中泊グッズ&アイデア特集
