車中泊キャンプ歴25年の現役のクルマ旅専門家が、車中泊キャンプに適した格安オートキャンプ場の上手な見つけ方をご紹介。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊入門ガイド
この記事では、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、既に1000泊を超える車中泊旅行を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、四半世紀に及ぶ経験を元に、日本各地を車中泊でめぐるための「know-how」を紹介しています。
~ここから本編が始まります。~
キャンプ場ガイドの「レイアウト図」に注目する。
必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集理想の車中泊キャンプサイトとは
車中泊の旅人にとって、理想のキャンプサイトと云えるのは、電源から給湯設備まで滞りなく揃った高規格オートキャンプ場ではなく、トイレと炊事棟しかないような質素なフリーサイトで、料金も無料か夫婦で1泊1000円程度のところだ。
だが現実的にそういう施設は、各都道府県に数ヶ所づつしか見当たらない。
特に書籍から探す場合、そういうシンプルなキャンプ場は毎年更新して発売される「オートキャンプ場ガイド」や、ガルヴィーなどのオートキャンプ雑誌に掲載されることはほとんどない。
理由は簡単。
レジャー志向の強いテント・オートキャンパー達の大半は、そういうところに興味がないからだ。
使えるガイドブック
そういうサイトを探したい人は、手に入れるなら「オートキャンプ」ではなく、「キャンプ」場ガイドのほうがいい。
また特に北海道では、この本が際立って役に立つ。
筆者がこの本で注視しているのは、キャンプ場のレイアウト地図だ。
たとえば、このクッチャロ湖畔キャンプ場は「オートキャンプ不可」なのだが、レイアウトを見ると、駐車場とキャンプサイトが隣接している。
ということは…
実際の現地では、こういう展開ができるということ。
「オートキャンプ不可」というのは、サイトにクルマを乗り入れてはいけないという意味で、レイアウト次第ではバックドアキッチン・スタイルにはちょうどいい場合がある。
ライダー情報にも着目
夕方キャンプ場についたら、チャッチャとテントを張り、手早く食事を食べて寝て翌朝にはそこを後にする。
そんなライダーたちもまた、同じようなキャンプサイトを求めている。
なおライダー御用達の「ツーリングマップル」シリーズには、ドライブやグルメにも役立つ情報が掲載されている。
SNSのクラブに入会する
最後に。
ざっくり「無料キャンプ場 京都市」みたいな検索をしたところで、今はスパっとニーズに合うウェブページに出会えることは期待できない。
こういう情報探しには、サークルやクラブに入会するのが有効で、中高年にはフェイスブックで情報交換ができる、「キャンピングカー倶楽部」や「車中泊クラブ」などが馴染みやすいと思う。
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