この道25年の現役クルマ旅専門家が、車中泊時にカップ麺を冷まさずに食べる方法と、残ったスープをスマートに捨てる方法をご紹介。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊入門ガイド
この記事では、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、既に1000泊を超える車中泊旅行を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、四半世紀に及ぶ経験を元に、日本各地を車中泊でめぐるための「know-how」を紹介しています。
~ここから本編が始まります。~
シリコン製の漏斗と、使用済みのペットボトルがあればOK!

カップ麺はウマいが、おとなはスープを丸呑みしない。
”車中泊では、いっさい車内で調理はしない”という人には、縁のない話かもしれないが、地震や大雪などの災害がこう多発してくると、今は万が一に備えて、温かいものが食べられるセットのひとつくらいは、持ち合わせて出かけたほうがいい時代なのかもしれない。
そんな時の食料と云えば、やはりこれ。
偶然にも、この記事をアップデートしている2024年1月に、BSで再放送しているのだが、チキンラーメンの生みの親である日清食品の創業者「安藤百福」が、幾多の苦難を乗り越え、この世に送り出した「カップヌードル」の開発ストーリーが、NHKの朝ドラ「まんぷく」で描かれたのは、未だ記憶に新しい。
ただ車中泊の場合、問題は食べた後のスープの扱いだ。
若かりし頃は「飲み干してしまえば問題なし」という、健康面ではあまリお勧めとは云い難い解決策を選んでいたが、還暦を過ぎると、さすがに塩分の摂り過ぎは控えたほうがいい…(笑)。
となるとベストな方策は、捨てられる場所まで「持ち歩く」ことになる。
そのために便利なものを、家内が100円ショップで見つけてきた。
この小さく折りたためるシリコン製の漏斗を、コンパクトな調理器具セットに加えておけば、残りのスープを空にしたペットボトルに移し替えることが容易になり、匂いの心配もなく、廃棄できる場所まで保管しておける。
冬でもカップ麺を冷めにくくする方法
この「あったか とろみ ちゃんぽん」は、たまたま店頭で見つけたのだが、ここにその大きなヒントがあった。
余談になるが
「たぬきうどん」は、関東と京都では全く別物であることをご存知だろうか。
関東では一般的に「たぬきは揚げ玉」とされているようだが、京都ではそれを「はいからうどん」と呼ぶ。
京都の「たぬきうどん」は、油揚げを刻んであんかけにし、おろししょうがが添えられるのだが、一説によると、とろみがつけられるようになった背景には、盆地である京都の「底冷え」が関係しているという。
考えてみれば、どんなカップ麺でも「とろみ」をつけてやれば、冷めにくくなるのは当然だ。
ならば片栗粉のような「その素」をスープに少々混ぜてやればいい。
それでお好みのカップ麺の味を損なうことなく、冬でもアツアツのまま味わえる。
車中泊のクルマ旅を支えてくれる「日用品」
※ここにはベストテンを表示。全アイテムの紹介は最後の全記事リストでご覧いただけます。

最新版!車中泊の旅入門
EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2 Pro 大容量 768Wh 70分満充電 リン酸鉄リチウムイオン電池 6倍長寿命 高耐...
「車中泊旅行者」のための”るるぶ”


この記事がよく読まれています。


