この道25年の現役のクルマ旅専門家が、車中泊で愛用している、大小さまざまなトートバッグの使い方をご紹介。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊入門ガイド
この記事では、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、既に1000泊を超える車中泊旅行を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、四半世紀に及ぶ経験を元に、日本各地を車中泊でめぐるための「know-how」を紹介しています。
~ここから本編が始まります。~
トートバッグの筆頭はエコバッグ

車中泊グッズの理想は、小さくたためて大きく使える
車中泊では、クルマの中の狭い居住空間を有効活用するために、荷物を減らすだけでなく、小さくする工夫が必要だ。
ゆえにグッズは、コンパクトでも機能性を落とさずに維持できるものを選びたい。
その視点で考えると、トートバッグはまさに”車中泊の申し子”と呼べる製品だ。
車中泊の荷物には、飲食物のように「量」が変動するものと、着替えのように「保管場所」が変わるものがある。
その「変化」に対応して、広げたりたたんだりできるうえに、中に入れるものを調整して、時には座席の凸凹を埋めるクッション代わりにしたり、枕にもできるのだから用途は多彩。
こういうものを使いこなす人間が、本当の「車中泊の達人」かもしれない。
車中泊ではビニールのトートバッグが重宝する
今や100円ショップに行けば、サイズも素材も”選びたい放題”と思えるトートバッグだが、エコバッグも含めて、車中泊の旅には複数枚の持参をお勧めする。
意外に重宝するのはビニール素材の製品で、雨に振られた日の濡れものを保管しておくのに最適だ。
傘もそうだが、濡れものは車中泊の敵。湿気が伝染しないよう、干せたり、コインランドリの乾燥機があるところまで、”隔離してキャリーする”ことが大事だ。
オシャレも合わせ求めたい人には、L.L.Beanがお勧め
長旅では、洗濯を避けては通れない。
だが夫婦2人分の洗濯物が入れられる、コマシで手頃なサイズのバッグというのは、探してもなかなか見つからない…
そんな時に出会ったのが、このL.L.Beanの「グローサリー・トート」だった。
L.L.Beanは1912年創業のアメリカの老舗アウトドアメーカーで、防水機能を持つ「ビーン・ブーツ」や、「ボート・アンド・トート」でお馴染みの服飾雑貨で有名だ。
写真の「グローサリー・トート」は、ごわごわした頒布の「ボート・アンド・トート」ではなく、薄いコットンキャンバス生地なので、使わない時はコンパクトにたたんで置いておける。
そしてこちらが、L.L.Beanの代名詞ともいえる定番の「ボート・アンド・トート」。
水を汲んでも漏れないことから、アウトドアで広く使われるようになったと聞く。
これなら重たいペットボトルを何本入れても破れる心配はないし、箱買いしたビールもバラして保管しておける。
またこのバックは頑丈なうえに形状が安定していることから、筆者はダッチオーブンの関連グッズ入れにも活用している。
[エルエルビーン] ボート・アンド・トート・バッグ、オープン・トップ ミディアム Regular Canyon Khaki タ...
車中泊のクルマ旅を支えてくれる「日用品」
※ここにはベストテンを表示。全アイテムの紹介は最後の全記事リストでご覧いただけます。

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