車中泊旅行歴25年の現役クルマ旅専門家が、10年以上愛用している、パナソニックのバッテリーとアンテナを内蔵する、10インチのブルーレイプレーヤー搭載・ポータブルテレビ(DMP-BV300)をご紹介。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊入門ガイド
この記事では、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、既に1000泊を超える車中泊旅行を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、四半世紀に及ぶ経験を元に、日本各地を車中泊でめぐるための「know-how」を紹介しています。
~ここから本編が始まります。~
コードレスだから、クルマの外に持ち出せる!
このテレビはキャンピングカーを購入する際に、アネックスの担当者が、お客様からよく聞く人気アイテムとして薦めてくれた逸品だ。
先輩のキャンピングカー・ユーザーたちが推奨するだけあって、その映り具合と使いやすさには大いに満足している。
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感度の高い内蔵アンテナ
DMP-BV300は、電波状況によって自動でフルセグ・ワンセグが切り替わるので、市街地に近い道の駅なら、かなりの確率でフルデジの美しい映像を見ることができる。
アンテナは背後のスタンド上部にある横長の白いボードで、4アンテナ4チューナーのダイバーシティ方式。
何のことだかさっぱり分からないが、要するにアンテナに繋ぐことなく、キレイに見られるのはコイツのおかげらしい(笑)。
寝ている間に充電
このテレビは背後に内蔵バッテリーがついており(スタンドの内側)、満充電なら3時間半ほど稼動する。
またそのバッテリーが切れれば、サブバッテリーのAC電源に切り替え、寝る時にテレビをオフにしておくだけで、翌朝には再び満充電に戻ってくれる。
今は大容量のポータブル電源が格安で買えるので、それを持参していけばキャンピングカーでなくても十分使える。
コードレスで手軽に野外に持ち出せるのは、この2つの構造によるものだ。
なお、ブルーレイはモニターを起こせば挿入口が現れる。1週間以内なら数枚レンタルしていくのも悪くない。もちろんCDも再生可能だ。
ちなみに消費電力は動作時で約14W、充電時は約16W。ポータブル電源までは不要という人は、クルマのシガーソケットを使う小さなインバーターで、走行中に充電するという方法もある。
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パナソニックのDMP-BV300 早業「受信設定」法
説明書ではP23の「視聴中の便利な機能」の欄にその方法が明記されているが、探しにくいので紹介しておこう。
リモコンのサブメニュー → その他の機能 → ホームおでかけ切替 → おでかけ更新
普通に設定しようとすると、機械が現在地の郵便番号と市外局番を聞いてくるが、この方法はそれがわからなくても問題ない。
最初はそれに気づかず苦労した。
※残念なことに、既にこの品番の生産は終了している。ただ、ユーズド品は流通しているので、今ならまだ買うことはできるようだ。
後継機種の発売が予想されているようだが、未だ時期は不明。
車中泊関連品は、不思議なことに「便利なものほど消えていく」(笑)。
状況に応じて、ストリーミング・アダプターと使い分け
筆者はBSアンテナを積んでいないが、同じパナソニック社のテレビチューナー(HDD/ブルーレイ/DVDレコーダー)のDIGAに内蔵されている「ストリーミングTVアダプター機能」を使って、自宅のチューナーからインターネット経由で電波を送り、タブレットを介して番組を見ている。
「どこでもDIGA」は地デジも見ることができるので、テレビ電波が弱い場所でも、携帯電話さえ通じればまったく平気だ。
ただし、その際は大阪の番組になってしまうため、詳しい天気予報がわからない。
ゆえに旅先では、テレビで現地の番組をなるだけ見るようにしている。
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