この道25年の現役クルマ旅専門家が、車中泊時に愛用しているサーモスの真空携帯マグの使い道をご紹介。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊入門ガイド
この記事では、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、既に1000泊を超える車中泊旅行を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、四半世紀に及ぶ経験を元に、日本各地を車中泊でめぐるための「know-how」を紹介しています。
~ここから本編が始まります。~
保温性に優れたペットボトルの代用品

車中泊時のゴミ削減の立役者
「夏はよく冷えた、そして冬には温かい飲み物が欲しい」というニーズから、現在の自動販売機は生まれたわけだが、買ってすぐに飲む人はそのままでかまわない。
そのうえサービスエリア・コンビニ、そして北海道以外の道の駅でも、買った場所にはゴミ箱が置いてある。
だが、それを車内に持ち込むと快適な温度は長続きしないし、飲み干した後のペットボトルも邪魔になる。
この当たり前の理屈を覆してくれるのが、サーモスの「真空断熱ケータイマグ」だ。
夏でも冬でも使えるし、ポットの代わりに沸かしたお湯もキープできる。
お湯は何も自力で沸かさなくても、サービスエリアに行けば24時間無料でもらえる。
また冷蔵庫を搭載している筆者は、2リットルサイズのお茶を買って、「ケータイマグ」に小分けしながら飲んでいる。
お茶は500ミリリットルでも2リットルでも、ほとんど値段が変わらない摩訶不思議な飲み物で、自宅で500ミリリットル入りを飲む人はまずいまい(笑)。
ちなみにサーモスの公式サイトによると、その保温効力(6時間)は 68℃以上、保冷効力(6時間)は 10℃以下となっている。
なお、筆者が愛用しているのは「ケータイマグ」のJNLシリーズ。
ロックリング付きなので、転んでもフタが空いて中が漏れる心配がなく、片手でワンタッチオープンできるため、運転中でも飲むことができる。
運転中に振動でカタカタ鳴るのを防止する方法
これはハイエースだけの問題かもしれないが、クルマのドリンクホルダーに「ケータイマグ」を裸で載せると、硬い者同士がぶつかってカタカタと耳障りな音がする。
それを防止してくれるのが、この100円で手に入る500ミリペットボトル用のウレタンカバーだ。
サーモスからは専用のカバーも発売されているが、騒音対策には100均商品で十分対応できるし、様々な色とデザインがあるので、飽きたら適度に交換するのもいい。
サーモスはアフターフォローが充実
筆者は家族も驚くサーモスファンで、車中泊でも普段の生活でも愛用している製品がたくさんあるが、その理由のひとつに充実したアフターフォローが挙げられる。
これは「ケータイマグ」のヘッド部分だが、長年使用していると、さすがにパッキンが切れたり、茶渋が落ちにくくもなってくる。
とはいえ新品でも3000円以下なので、丸ごと買い替えてもいいのだが、サーモスではこの部分だけのパーツ販売を行っている。
プレゼントで頂いたり、既に廃盤になったボディーカラーなど、思い入れのある「ケータイマグ」をお持ちの方にとって、これは嬉しいサービスだろう。
なお、筆者を虜にしたサーモスのアフターフォローの逸話を、以下の記事に記載しているので、興味があればこちらもぜひ。
最後に。
クオリティーに加え、気取ることなく洗練されたセンスの良さが光るサーモスのイメージは、このCMに凝縮されている(笑)。
もちろん我家のフライパンもサーモスだ。
車中泊のクルマ旅を支えてくれる「日用品」
※ここにはベストテンを表示。全アイテムの紹介は最後の全記事リストでご覧いただけます。

最新版!車中泊の旅入門
EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2 Pro 大容量 768Wh 70分満充電 リン酸鉄リチウムイオン電池 6倍長寿命 高耐...
「車中泊旅行者」のための”るるぶ”


この記事がよく読まれています。




