【2023年1月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、霧島ホテル「硫黄谷庭園大浴場」の概要と日帰り入浴レポートです。
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。
霧島ホテルの天下の名泉「硫黄谷庭園大浴場」は、なんと混浴だった。
硫黄谷庭園大浴場の利用データ
霧島ホテル
〒899-6603
鹿児島県霧島市牧園町高千穂3948
☎0995-78-2121
営業期間:通年
営業時間:11時~17時(閉館)
定休日:不定休
入浴料:大人1200円・小人(3歳~小学生)600円
「硫黄谷庭園大浴場」の筆者の入湯記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2011.12.26
2013.10.26
※「硫黄谷庭園大浴場」での現地調査は2013年10月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年1月に更新しています。
硫黄谷庭園大浴場の温泉紹介
今でこそ現代的な外観をしているが
超特大の庭園大浴場を持つ「霧島ホテル」は、約150年の歴史を誇る老舗で、「霧島館」と呼ばれた当時から変わらぬ硫黄谷温泉は、坂本龍馬が浸かったお湯のひとつとして知られている。
館内には龍馬ゆかりの展示物もあり、由緒ある名湯に浸かりながら、幕末の日本に思いをめぐらすのも一興だ。
さて、こちらが圧巻の広さを持つ噂の混浴「硫黄谷庭園大浴場」。
実はこのお風呂は深く、座って浸かることができない。ゆえに立って入るわけだが、広さは学校の体育館ほどあり、湯煙で中は霞んでいる。
そのうえお湯も濁っているので、男女別々の入口から入って、真ん中の合流するあたりでは、女性の体はほとんど見えない。
また写真右上の壁の向こうには女性専用スペースもある。
浴場の中央には激しく高々と吹き上がる噴水があるが、冷水なのでかかっても大丈夫。また奥では湯元からの温泉が、まるで滝のように「やぐら」から流れ落ちている。これぞまさしく源泉かけ流しだ。
さすがにこの大浴場では、ほっこりとか癒しという言葉はあまり似合わないかもしれないが、これもまた温泉めぐりの妙味として受け止めよう。
大浴場には、立湯を囲むように幾つかの湯船も用意されており、団体客にぶつからなければ、値段相応の満足感が得られるだろう。
筆者はライター業を始める前を含めると、3度ここに足を運んでいるが、そのうち一度は「貸し切り」状態で、島津の殿様、いやテルマエ・ロマエのハドリアヌス帝になったような気がした(笑)。
硫黄谷庭園大浴場の施設概要
- 所在温泉地 :霧島温泉郷・硫黄谷温泉
- 業態 :旅館・ホテル
- 泉質 :硫黄泉・明礬泉・塩類泉・鉄泉
- お湯:源泉かけ流し
- お風呂:内湯男女各3混浴1(硫黄谷庭園大浴場のこと)、露天風呂男女各1
- 休憩スペース :なし
- 飲食施設:なし
- 駐車場 :あり(約100台・無料)
- シャンプー・石鹸等:あり(無料)
- ドライヤー:あり(無料)