この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

草津温泉から15分ほどのところにある「道の駅六合」には、隣接する応徳温泉の駐車場の一画にRVパークがある
「道の駅六合」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第10回
登録日/1996年4月16日
筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2012.08.16
2013.04.26
2018.10.27
2022.06.26
道の駅六合【目次】
「道の駅六合」のロケーション
六合と書いて「くに」と読む「道の駅六合」は、「日本ロマンチック街道」の別称で親しまれている国道292号沿いにある。
草津温泉の湯畑から約8キロ・15分足らずのところにあるので、夜間も満車になりがちな「道の駅草運動茶屋公園」や、かつてはマナー違反が日常茶飯事的だった「天狗山第一駐車場」に辟易しているベテランの車中泊旅行者達は、「穴場」に近い存在の「道の駅六合」を昔から利用してきた。
「道の駅六合」の施設
残念なことに「道の駅六合」の駐車場は傾斜が強く、一見すると車中泊などとてもできそうには見えない。
だが坂を降りた一段下に、日帰り温泉施設とフラットな無料駐車場がある。
国道から離れたこの場所は静かで車中泊には最適。そして奥に見える建物が応徳温泉・くつろぎの湯だ。
「草津で温泉に入ってきたから、もういいや」と思うかもしれないが、ここには「草津の上がり湯、あるいは仕上げ湯」と呼ばれる「優しいお湯」が湧いている。
平安時代の応徳年間に発見されたこの温泉は、強い殺菌効果を持つ強酸性の草津温泉とは逆の、弱アルカリ性でほのかに硫黄の香りがする「美肌の湯」で、昔から草津で過敏になった肌を鎮める役割を担ってきたという。
外には足湯もあるので、試しにヌルっとした肌触りを味わってみよう。
2017年4月
その駐車場に3区画の電源が使えるRVパークが開設された。
こちらがRVパークに使われているスペース。区画は広く、ハイエースなら区画内にイスとテーブルが出せそうだ。ただし炊事は不可。料金は電源込み2800円で、ゴミは別途200円で回収してもらえる。
ちなみに、RVパークに指定されている区画以外の駐車場は無料で使える。
その点からすればRVパークのメリットは電源だけだが、草津温泉の近くには高規格オートキャンプ場がないので、キャンピングカーの中には助かる人もあるだろう。また今となっては、予約ができるのも魅力と云えるかもしれない。
なお、トイレは上の道の駅にあるが、階段の近道があるのでそれほど苦にはならないと思う。
今度は物販飲食についてだが、「観光物産センター」はちょっとしたスーパー並の品揃えで、精肉や野菜などの生鮮食品のほか、ビールや地酒なども置いている。周辺にはコンビニもないので、住民向けでもあるようだ。
トイレの奥にある「六合の郷しらすな」では、もつ煮定食をはじめ、そば、うどん、ラーメン、ソースカツ丼定食などが食べられる。
ただし営業時間は9時~17時。夕食には早い。
「道の駅六合」の車中泊好適度チェック!
【プロの寸評】
「旅の宿」として、草津温泉に行く前後泊で利用するには悪くないと思うが、周りに際立った見どころがあるわけもなく、総じて不便なだけに、それ以外での使い道は思い浮かばない。

応徳温泉
☎0279-95-3241
大人400円
12時~20時(受付最終19時30分)
金・土・日は10時~・無休(不定休)
かつては駐車場から直接温泉館の玄関に入れたが、現在は温泉館の隣にある階段をのぼり、「いやしの宿花まめ」で入湯の受付をする必要がある。
なおコンビニ・スーパーマーケットは、ともに約8キロ離れた草津温泉まで行かないとない。
EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2 Pro 大容量 768Wh 70分満充電 リン酸鉄リチウムイオン電池 6倍長寿命 高耐...
日本全国 道の駅・車中泊好適度チェック!
草津温泉 車中泊旅行ガイド


車中泊でクルマ旅 総合案内
クルマ旅を愉しむための車中泊入門

この記事がよく読まれています。




