「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。

「地蔵の湯」は、新鮮なお湯で温泉マニアから高評価
「地蔵の湯」は、湯畑から徒歩約5分のところにある無料の共同浴場。
手前には足湯があり、隣に名前の由来となったお地蔵さんが祀られ、「地蔵源泉」が湧き出している。
新鮮な温泉に入れることもあり、温泉マニアからの評価は高い。
現在の建物は2006年に建て替えられたもので、手前が時間湯の浴室で、奥に一般用の男女別浴室がある。
ただし「地蔵の湯」の時間湯の浴場は湯治客専用に使われており、体験入湯はできない。希望者は千代の湯へ申し込もう。
一般用の浴室は、脱衣室のない昔ながら作りで、「白幡の湯」とは少し趣きが違う。
お湯はやや青みがかった乳白色で、かなりの高温。
湯殿はひとつしかないので、入湯するにはちょっとした覚悟が必要だろう(笑)。
ちなみに、草津温泉では「白旗の湯」のみが白濁と云われているが、「地蔵の湯」もご覧の通りの「にごり湯」だ。筆者は2度訪ねているが、いずれもそうだった。
なお混雑している時は、脱衣所の前で湯をかぶられると着替え中に濡れる。そういうことに配慮できない人もいるので、どういう人が入湯しているのか、しばらく様子を見てから入湯しよう。
隣の地蔵堂には、その昔眼病を患っていた徳兵衛という男が、夢に現れた地蔵菩薩にいわれるとおり、この温泉で目を洗ったところ、病が癒えたという伝説が残る。そのため、地元では「目洗いの湯」とも呼ばれている。
泉質 :酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
お湯:源泉かけ流し
お風呂:内湯男女各1
休憩スペース :なし
飲食施設:なし
駐車場 :なし(徒歩10分・湯畑観光駐車場・有料)
シャンプー・石鹸等:なし
ドライヤー:なし
入浴料:無料
営業期間:通年
営業時間:8時~22時(閉館22時)
定休日:不定休
「地蔵の湯」には専用駐車場はない。
クルマはもっとも近い湯畑観光駐車場に停めるのが戻りやすくてお勧めだが、8ナンバー車はバスターミナルの裏側にある「草津パーキング」のほうが安くつく。
また「地蔵の湯」へ行く際は、スマホかマップがある方がいい。草津温泉街は道が不規則に通っているため、迷子になりやすいので注意しよう。
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