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車中泊で行く、「青森三大ねぶた祭り」

ねぶた祭り
立佞武多の館
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。

計画づくりの留意点と見学の秘訣

「車中泊で行く、ねぶた祭り」のトップページに記載の通り、この記事は「青森ねぶた祭」・「弘前ねぷたまつり」・「五所川原立佞武多」の3つを、車中泊であわせて見に行く人を対象にしている。

マップ

ちなみに青森・五所川原・弘前の位置関係はマップの通りで、それぞれの移動距離と移動時間の目安は以下の通りだ。

●青森駅~五所川原駅/約35キロ・クルマでおよそ50分
●青森駅~弘前城/約40キロ・クルマでおよそ60分
●弘前城~五所川原駅/約25キロ・クルマでおよそ40分

各祭りの開催日程

次にそれぞれの祭りの日程を確認すると

●「青森ねぶた祭り」 8月2日~7日 ※1日は前夜祭
●「弘前ねぷた祭り」 8月1日~7日
●「五所川原立佞武多祭り」 8月4日~8日

いずれも曜日には左右されないため、基本的にはこの間で都合がつく3日間を盛り込んだスケジュールを立てることになるだろう。

スケジュールづくりの留意点

五所川原立佞武多祭り

まず、どこも「ねぶた」に火が灯る午後7時~9時頃に見頃を迎えるため、遠方から出かける場合は、初日は出発日の夜に祭りを見て、帰りは祭りの見学後に近くの道の駅で「後泊」し、翌朝から帰路につくことになる。

そのスケジュールづくりで重要なのが、以下の3点だ。

1.電車で動くか、クルマで動くか

売店

「祭りと酒は、切っても切れない間柄。」という人はやむなしとして(笑)、

初めてねぶた祭りに行く人にとって一番不安なのは、会場周辺の駐車場事情だろう。歩いて行ける範囲に、良心的な価格のコインパーキングは見つかるのか? 通行規制を含めて、道路の渋滞はどうなるのか?

コインパーキング

筆者が実際に利用したパーキングは、それぞれの詳細ページで紹介するが、3つのお祭り会場とも、ハイエースクラスのサイズであれば、渋滞を回避して格安料金で停められるコインパーキングは存在する。

ただし、そこを利用するには「人より早くクルマを停める」ことが必要だ。

遅くても3時、できれば昼過ぎには駐車場を確保し、近場で時間を潰すことを考えよう。

また渋滞を回避するには、「人より早く現場を離れること」も必要。

つまり通行規制区域から外れたところでないと意味がない。

道の駅 浅虫温泉

ちなみに、どの祭り会場も駅から近いので、電車を使って会場までアクセスすることは可能だ。

しかし道の駅にクルマを置いて行くのは「長時間駐車」になるため、多目的駐車スペースのある「道の駅ゆ~さ浅虫」以外はお勧めしない。

2.車中泊はどこでするの?

道の駅なみおか

最適なのは道の駅。

そもそも祭りの見学後に移動するため、車中泊スポットに到着できるのは早くても9時半頃になり、その時間帯には床につく人が多いキャンプ場は、事実上利用できない。

幸いにも、青森・弘前・五所川原ともに、祭りの会場から20キロほど走れば適当な道の駅がある。ただし、夜は貴方と同じように、どんどんクルマがやってくるので、遅くなると満車になりかねない。

そうならないためには、会場から速やかに退散できるところにクルマを停めておく必要があるし、入浴もお祭りの前に済ませておくほうがいい。

ねぶた祭りの見学に共通して云えることは「先手必勝」。スムーズに行動できるかどうかは、事前の適確な情報収集と、当日の段取りにかかっている。

3.お勧めしたい日中の過ごし方

立佞武多の館

それは各地の「ねぶた博物館」を訪ねること。

青森には「ねぶたの家ワ・ラッセ」、弘前には「津軽藩ねぷた村」、そして五所川原には「立佞武多の館」と、それぞれの土地に伝わる「ねぶた・ねぷた」の展示と、その歴史を詳しく解説している施設がある。

ここで大事なのは、「ねぶた」について学ぶことだけではない。

運行コース図

忘れずに夜の町に繰り出す「ねぶたの運行コース」が記されたパンフレットを入手しよう。マップがあれば、ほぼ正確に下見ができる。

なので、施設が開館する時間に合わせて道の駅を出発し、見学・昼食・入浴(順不同)を済ませて、会場近くの駐車場に移動する。

それから「ねぶたの巡行コース」を歩いて下見し、自分がいいと思う場所を見つけて本番を待つ… 

これが、もっとも合理的な日中の過ごし方だ。

「ねぶた祭り」見物の秘訣

ねぶた祭り交差点

これは全てのねぶた祭りに共通する話だが、見物の一等地は「交差点」だ。

通りでは通過する「ねぶた」しか見られないが、スペースのある交差点では「ねぶた」を回転させたり、担ぎ上げたり、客席に寄せたりと、様々なパフォーマンスが行われる。

もちろん地元の人はそのことを知っており、交差点周辺は早くから場所取りをしている人たちで埋まっている。

重要なのは、貴方もそこに腰を落ち着け、最後まで移動せずに見物するか、人気のねぶたを追いかけたり、別のアングルから写真を撮るために動き回るかだ。

場所取り

腰を落ち着けたい場合は、交通規制がかかる直前に希望の場所に行って、いい場所が「解禁」になるのを待とう。

ただしそれにはイスが必須だ。とはいえ、駐車場からそこそこ歩かなくてはならないので、できれば軽くて持ちやすいものがいい。ここでは「座り心地」よりも「携帯性」を優先したい。

あわせて、おにぎりやサンドイッチなどの軽食を持参するほうがいい。またそこからの待ち時間が長いので、どうしてもスマホを使いがちになる。ゆえにポータブル充電器も忘れずに持参しよう。いざという時にスマホが使えなければ、写真も動画も撮れなくなる(笑)。

スタート位置

最後に、筆者が感じた車中泊の旅人向けの「極意」をご紹介。

それは、スタート地点に一番近い「交差点」を選ぶことだ。

ねぶた祭りはパレードなので、スタート地点を最後の組が出発しても、かれらがゴールするまで終わらない。つまりそこで見学すれば、全ての「ねぶた」を見て、人より早く祭り会場を後にすることができる。

ねぶた祭りをスマートに楽しむには、紹介した幾つもの「作戦」を複合的に駆使することが必要になる。

さて。基本を理解したところで、いよいよここからは個別のねぶた祭りの話になる。実戦編はこんな「おおまか」な話ではない。

もっと緻密で戦略的。たぶんA型にしか書けない話だと思う(爆)。

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