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上高地行きのベスト車中泊スポット  沢渡・松本市営第2(第3)駐車場 2018年4月更新

有料駐車場
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。

沢渡バスターミナルに隣接する収容台数の大きな駐車場

沢渡(さわんど)は、長野県側にある上高地行きのシャトルバス乗り換え駐車場が点在する地域の総称で、近頃は「沢渡地区」と呼ばれている。

ご承知の通り、上高地は通年マイカー規制を実施しており、アクセスするには沢渡地区か、岐阜県側の平湯温泉にある「あかんだな駐車場」で、シャトルバスに乗換える必要がある。 

上高地は河童橋周辺を散策する人だけでなく、穂高連峰や槍ヶ岳を目指す登山者にとっても通り道にあたるため、夜明け前に出る始発バスへの乗車を目指して、深夜にもかかわらず、日本全国から続々とマイカーが集まってくる。

しかし平湯温泉にある「あかんだな駐車場」は、午後7時から翌朝3時30分まで入庫することができず、仕事を終えた後、東海北陸自動車道を利用して大阪方面からやってくる登山客は、おちおち仮眠もできず、本当に不自由で歯がゆい思いを強いられている。

それに対し、24時間体制で利用客を受け入れているのが沢渡の市営駐車場だ。

しかも、ただ開いているだけではなく、サービス全体を比べても、温泉街のある平湯とはかなりの温度差があり、上高地へ行くのに車中泊をするなら、沢渡側がお勧めであることは間違いない。

さて。沢渡地区には大小あわせて14件の駐車場があるが、その中でトイレが有って最大規模の1050台を収容できるのが、松本市営第2・第3駐車場である。

松本市営第2・第3駐車場は、この「沢渡バスターミナル」まで徒歩でアクセスできる場所にある。

また「ナショナル・パークゲート」は、「沢渡バスターミナル」に隣接する施設のこと。このあたりの関係が行ったことのない人には分かりづらいが、要はこの4つはほとんど同じ場所にある。

第2駐車場から近い「沢渡バスターミナル」ができるまでのバス停。帰りはここでも降ろしてくれる。

ついでなので、タクシー利用に関する耳寄りな話を記載しておこう。

上高地は平湯も沢渡地区もタクシー料金を定額化しており、沢渡地区から上高地バスターミナル間は2018年4月現在、一律の4200円になる。ちなみにバス代はひとり片道1250円(往復2050円)。

もし貴方が写真のような大荷物なら、当然タクシーのほうがいい。

ただし、その際には「相乗り」する相手が重要になる。

クルマに4人は乗れるが、リュックを4本積むのは大変だ。だが、まわりには手荷物しかない日帰りのバス待ち客がたくさんいる…

ここで算数。貴方がカップルだったら、4200円の半分にあたる2100円の負担で、相乗り客の負担は、同じくカップルなら2100円で、バスの片道運賃よりも200円安い。
もし3人のグループならひとりあたり840円で収まり、バスより410円も安いことになる。
しかも待ち時間ゼロで、ゆうゆうと座って行ける。
ということを、3人組の日帰り客に声をかけて教えてあげよう!(笑)

今度は車中泊について。

「かすみ沢駐車場」の愛称を持つ、沢渡第3駐車場。

沢渡バスターミナルよりも低い場所にあるが、地下道でつながっている。

夏は「ナショナル・パークゲート」のトイレが24時間利用できるので、こちらで車中泊をするほうが便利だ。ただし、春はトイレが夜間閉鎖される。

いっぽう、こちらはオールシーズン24時間トイレが利用できる沢渡第2駐車場。

冬は別として、上高地が開山祭を迎えるゴールデンウィークから、ニリンソウが咲き乱れる5月下旬に車中泊をしたい人に適してしている。

沢渡第2駐車場は別名「足湯公園駐車場」とも呼ばれ、「さわんど温泉 湯の郷公園」の駐車場を兼ねており、写真の足湯が24時間無料で利用できる(駐車料金は1時間まで無料)。

またトイレは洋式で、暖房完備のバリアフリーになっている。

なお自炊がしたければ、私営の梓第1駐車場と沢渡大橋駐車場に炊事場が完備されている(料金は同じ)。ここは禁止ではないようだが、水場やゴミ箱までは用意されていない。
今度は温泉の情報を。

料金ゲート前に建つ「山小屋ともしび」では、300円で日帰り入浴を受け付けているが、浴室は簡素で、看板には「露天風呂」と書かれているが、実際は小屋掛けしてある。またシャワーはあるが、ボイラーの関係上、洗髪には使えない。

そのため、うちの家内のようなシャイな女性には適さない(笑)。

そのほかの温泉では、沢渡大橋にある「梓湖畔の湯」か、その向かいに建つ「お食事処 しもまき」が便利だろう。なお、駐車場内に建つ「しおり絵」は外来湯を受け付けていない。

沢渡地区の日帰り温泉 一覧

沢渡地区の問題は、近くにスーパーマーケットどころかコンビニもないことだ。
ちなみに比較的大きなスーパーは、松本に向かって30キロ近く走った、松本電鉄・上高地線「波田」駅手前に建つ「デリシア」。国道158号沿いの波田町役場交差点を右折し、踏切を超えたスグのところにある。

なお奥飛騨温泉郷から安房トンネルを超えてアクセスする場合は、栃尾温泉の近くにある「Aコープおくひだ」で事前に食材を用意されることをお勧めする。

また、市営駐車場の料金は「1日単位(日付が変わると課金)」なので、買い出しや食事、入浴は事前に済ませてから入庫しよう。

最後は厳冬期のお話。

上高地が閉山する冬季は、この第2駐車場のみが釜トンネルからスノートレッキングを楽しむ人用に無料開放されている。

年間を通じて利用できる温泉は、坂巻温泉旅館(0263-95-2453)。

ただし冬は周囲の店も日帰り温泉も閉鎖されるため、逆に温泉街のある平湯に泊まる方が利便性が高い。

あかんだな駐車場が冬季は閉鎖になるため、町中にある平湯バスターミナルの駐車場での車中泊が認められているのもありがたい。

沢渡・松本市営第2・第3駐車場

【駐車料金】
1泊2日¥1,200(1日600円)
【駐車台数】

第2=550台 第3=500台 

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