上高地の明神池にある嘉門次小屋。名物の岩魚のお味はいかが?

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この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
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上高地らしいランチが食べたい人にお勧め。

上條嘉門次

国の登録有形文化財に登録されている嘉門次(かもんじ)小屋を理解するには、まず最初の主である上條嘉門次のことを知る必要がありそうだ。

上条嘉門次は元々上高地で杣(そま)・山見廻り人夫・猟師をしていた人物で、30歳を越えた頃に明神池畔に小屋を建て、狩猟を生活の中心に据えた。

その口癖は、「山はネコのように歩け、石一つ落とすな」だったという。

ウォルター・ウェストン

夏にイワナ、冬にカモシカやクマを獲って暮らしていたが、45歳の時に日本近代登山の父、ウォルター・ウェストン夫妻を北アルプスへ案内したことで一躍有名になる。

嘉門次小屋

山小屋としての嘉門次小屋の営業は1925年(大正14年)から。

嘉門次小屋

息子の妻が始めたそうだが、本格的な営業は1966年(昭和40年)、現在の当主である嘉門次のひ孫の代からだそうだ。

嘉門次小屋

今では上高地ウォーキングの憩いの場として、創業当時の面影を残した囲炉裏で焼く、岩魚の塩焼きが人気を呼んでいる。

TEL : 0263-95-2418 (※冬期 0263-33-8434)
業時間:8時30分 〜 16時30分
■ 岩魚の塩焼き 1,000円
■ 岩魚の塩焼き定食 1,600円

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さて。焼かれて出てくる岩魚は、残念ながら「養殖」(笑)。

嘉門次小屋の岩魚定食

そりゃ、連日何百匹もの岩魚を天然で揃えることなど不可能に近い。まさに飛ぶように売れていくのだから(笑)。

岩魚を食べ慣れた筆者にすれば、これで1600円は安くない。

だが、上高地ではどこもが観光地料金なわけで、ランチとして見れば嘉門次小屋が際立って高いわけではない。

ありふれたうどんや丼ものを選ぶよりは、はるかに上高地らしい食事ともいえるだろう。

アマゴ

なお、渓流釣りをする人間にとっては常識だが、岩魚は元々それほど美味い魚ではない。個人的には鮎・ヤマメ(アマゴ)のほうがおいしいと思う。

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