【2022年11月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 安曇野松川」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 安曇野松川」は、少数ごとにグループ化された駐車場のレイアウトが車中泊にマッチする。
道の駅 安曇野松川 DATA
道の駅安曇野松川
〒399-8501
長野県北安曇郡松川村細野5375-1
☎0261-61-1200
営業時間
直売所・売店:9時~18時
レストラン:10時~18時(LO17時40分)
元旦休館
「道の駅 安曇野松川」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第14回
登録日/1998年4月17日
「道の駅 安曇野松川」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.07.26
2015.03.06
2015.04.27
2021.03.08
※「道の駅 安曇野松川」での現地調査は2021年3月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年11月に更新しています。
道の駅 安曇野松川【目次】
「道の駅 安曇野松川」のロケーション
長野県道306号に面した「道の駅 安曇野松川」は、安曇野の観光名所「大王わさび農園」から、わずか8キロ・10分足らずのところにある。
また中央道で来れば、黒部ダム行きの「扇沢駅」にもっとも近い道の駅になる。
にもかかわらず、普通車33台・大型車7台と規模が小さく、いつも混雑している感が拭えない。
ただ「扇沢駅」には、「道の駅 白馬」も「道の駅 ぽかぽかランド美麻」も、到着時間は5分ほどしか変わらない。
またすぐ近くには「道の駅 池田」もある。
「道の駅 池田」は幹線道路に面しているので、「道の駅 安曇野松川」より騒々しいが、隣にコンビニと中華料理屋があるので利便性は高い。
ただ総合的に見ると、「車中泊の旅の宿」には「道の駅 安曇野松川」のほうが適していると思うので、「道の駅 池田」の詳細記事は割愛している。
ということで、詳細はこちらの公式サイトでご覧いただきたい。
なお、もし安曇野らしい景観の中で静かに車中泊が楽しみたいのなら、筆者は「安曇野クラフトパーク」をお勧めする。
「道の駅 安曇野松川」の施設
1998年にオープンした「道の駅 安曇野松川」の駅舎は、さすがに老朽化を隠せないが、大型トラックレーンと普通車を完全分離した、今風のレイアウトを早くから取り入れたモダンな設計になっている。
またトイレは、2022年9月に改修されたばかりで真新しい。
「道の駅 安曇野松川」の駐車場は、大きく3つのブロックに分かれている。
写真は駅舎の正面にある普通車用駐車場で、10台ほどしか停められないが、ここがこの道の駅では車中泊のベストスポットになるだろう。
しかもテレビ映りは極めて良好だ。
こちらは駅舎の正面左横に用意されている、もうひとつの普通車用駐車場。
路面は平坦で特に車中泊に支障はないのだが、気になるのはトラックだ。
実は上の駐車場の隣に大型車専用の駐車場があるが、平日でも夜間は満車になる。
そのため、あぶれたトラックが普通車用の駐車場に進出せざるを得ない状況だ。
「道の駅 安曇野松川」の売店。
それなりに商品は揃っているが、最近の道の駅のようなオリジナルアイテムがあるわけではない。
その中で目立っていたのは野沢菜と地酒だが、「安曇野」というブランド性がまったく活かせていないのは、ちょっともったいない気がした。
こちらは昔ながらレストラン。
我々中高年には、これはこれでホッとできる(笑)。
「道の駅 安曇野松川」の車中泊好適度
「道の駅 安曇野松川」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外にあり、24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 安曇野松川」に最寄りの温泉&買い物施設
すずむし荘
クルマで約10分
☎0261-62-8500
おとな600円
10時~21時(受付最終20時30分)
※第1.2.3木曜日は16時~・第4木曜定休
コンビニ
「セブンイレブン松川細野店」まで約2キロ。
スーパ-マーケット
約3キロのところに「あずみの市場パラオ」がある。