「黒部の太陽」を見れば、アルペンルートがよくわかる。

長野県のロケ地
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
「日本クルマ旅先100選」 ~テーマはディスカヴァー・ジャパン~
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年9月現在の「日本クルマ旅先100選」をご紹介。
スポンサード・リンク

「黒部の太陽」は、若き日の石原裕次郎と三船敏郎が共演した、ノンフィクション映画

「黒部の太陽」を見れば、アルペンルートがよくわかる。【目次】

45年の時を経て、ついにDVD化

ストーリーの中心は「破砕帯」との戦い

クロヨンをよく知るには、「黒部峡谷鉄道」とのセットがお勧め

スポンサード・リンク

45年の時を経て、ついにDVD化

「もう多分、その映像を見る機会は一生ないのだろう。」と諦めていた石原裕次郎主演の映画「黒部の太陽」が、2013年の春、遂にTSUTAYAの店頭に並んだ。

長年この作品がDVD化されなかった背景には、裕次郎の遺言がある。

「黒部の太陽を再上映をする時は、大きなスクリーンで見て貰いたい」という生前からの意向が尊重され、1968年に初上映されて以来、一度たりともテレビに出ることさえなかったのだ。

ニュースによると、石原プロモーション設立50周年を記念し、今回のDVD化が実現したとのこと。しかも、当時のカメラマンと音声スタッフの監修のもとに、デジタルリマスター処理を施してある。

「黒部の太陽」のあらすじはこちら。

ちなみに、原作は木本正次が1964年に書いた毎日新聞の連載小説。筆者が持っているのは、同年にそれを信濃毎日新聞社が書籍化したものだ。

またフジテレビでは開局50周年の記念番組として、2009年3月に香取慎吾主演でドラマ化している。

ストーリーの中心は「破砕帯」との戦い

さて。

「黒部の太陽」は、当時「世紀の事業」といわれた黒部ダムの建設物語だと思っている人があると思うが、正確には少し違う。

ストーリーの中心は、当時「大町トンネル」と呼ばれた現在の「関電トンネル」の採掘時に大きな障害となって立ちはだかった、「破砕帯」との戦いに置かれている。

今でもトンネルの中には「破砕帯」のサインがあり、トロリーバスの窓からそれを確認することができる。

スポンサード・リンク

クロヨンをよく知るには、「黒部峡谷鉄道」とのセットがお勧め

ところで黒部ダムは、別名「くろよん」とも呼ばれているが、正確には「黒部第四ダム」を意味している。第4ということは、その前に3も2も1もある…

実は「黒部の太陽」を含めて、黒部峡谷がどれほど人を寄せ付けない秘境であるかは、アルペンルートよりも、宇奈月温泉駅から出ている「黒部峡谷鉄道」、通称「トロッコ列車」に乗るほうがよくわかる。

「黒部ダム」に興味があるなら、アルペンルートを横断するより、大町から黒部ダムで引き返し、富山県の宇奈月に出て「黒部峡谷鉄道」と組み合わせたほうがずっと面白い。

黒部ダム 車中泊旅行ガイド

車中泊で行く黒部ダム

昭和の歴史的建造物、「黒部ダム」の本質に迫る!【クルマ旅のプロが解説!】
クルマ旅のプロが、日本が世界に誇る黒部ダムの、誕生秘話から現在までを詳しくレポートしています。
「黒部の太陽」を見れば、アルペンルートがよくわかる。
黒部ダムに出かける前に見ておきたい、映画「黒部の太陽」に関する記述です。
黒部ダム行きの扇沢駅 マイカーアクセス&車中泊ガイド
黒部第4ダムへの乗換である「扇沢駅」へのマイカーアクセスと、その車中泊事情についての記載です。
必要なものが勢揃い! 楽天市場の「車中泊グッズ」大特集 
車中泊デビューに必要な5つのグッズとその理由【クルマ旅専門家が解説】
車中泊旅行歴25年の現役のクルマ旅専門家がまとめた、2024年1月現在の車中泊デビューのために買い揃えるべきグッズを、その理由とともに解説しています。
グーグル 広告ユニット
スポンサード・リンク
タイトルとURLをコピーしました