この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 ばんだい」は、磐梯山周辺観光の起点・終点に使える道の駅。
道の駅 ばんだい【目次】
「道の駅 ばんだい」のロケーション
2009年に磐越自動車道「磐梯河東IC」からクルマで5分ほどのところにオープンした「道の駅ばんだい」は、会津若松の「鶴ヶ城」まで約12キロ・20分、猪苗代の「野口英雄記念館」まで約10キロ・15分、そして裏磐梯に通じる「磐梯山ゴールドライン」の入口まで約3キロと、磐梯山周辺観光に好適といえる場所にある。
ただ2014年に会津若松方面に向かって約12キロ離れたところに「道の駅あいづ 湯川・坂下」が開業し、逆の猪苗代方面に向かって約17キロ離れたところにも、2016年に「道の駅猪苗代」が開業しており、このあたりは道の駅の過密地帯に陥っているともいえる。
既に高規格な道の駅があるにもかかわらず、機能がバッティングする場所に「さらに2件も道の駅が本当に必要だったのか?」というのは今でも大きな疑問だが、できてしまったものは賢く使うしかない。
その意味からすると「道の駅ばんだい」は、電気に困っておらず、会津若松の歴史より磐梯山の自然のほうが好きという人にお勧めということになるだろう。
「道の駅 ばんだい」の施設
「道の駅ばんだい」の構造はかわっていて、建物の中央部分が広いエントランスホールになっており、その両側に商業スペースが配置されている。
奥にトイレがあるので、テーブルとベンチが置かれたエントランスホールは24時間利用が可能。
さらにエントランスホールは催しにも使われるようで、取材に訪れた日は会津若松の「飯盛山」のふもとにある「串鶴」が店を出しており、晩酌のアテに筆者も少し購入した。
アスパラもおいしかったが、おまけにくれた「いもけんぴ」のほうがビールにはジャストミート!(笑)。
もちろん店の横にはゴミ箱を完備。
可燃物のゴミ箱は、ここ以外にも数ヶ所に置かれていた。
こちらはエントランスホールとは別に、無料のお茶が用意された休憩情報コーナー。
物産館にはコンビニのYショップがある。
このあたりでは「馬刺し」をよく食べるらしく、「道の駅あいづ 湯川・坂下」でも売っていた。
メインの駐車場はややツメツメで、隣のクルマとの距離が近いのが気になった。
また駐車場のすぐ脇を国道が通っているため、静かさは期待できない。
そんなわけで、「道の駅ばんだい」における車中泊のベストポジションは、駅舎の裏側のスペースだと思う。
ウォシュレットを完備した24時間トイレも、ここからのほうが近い。
「道の駅 ばんだい」の車中泊好適度チェック!
「道の駅 ばんだい」の最寄りの温泉&周辺買物施設
富士の湯
道の駅から約10キロ。
☎0242-32-1126
おとな450円
10時~24時(受付最終23時)・無休
コンビニ
約1.3キロのところにセブン・イレブンがある。
スーパーマーケット
約6.4キロのところに「リオンドール河東店」がある。ここはコインランドリーも併設している。