【2022年11月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 かつやま」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
河口湖のほとりにある「道の駅 かつやま」は、バスフィッシャー御用達の道の駅
道の駅 かつやま DATA
道の駅かつやま
〒401-0310
山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3758
☎0555-72-5633
営業時間
9時~17時・年中無休
「道の駅 かつやま」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第14回
登録日/1998年4月17日
「道の駅 かつやま」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2009.04.11
2009.09.23
2010.04.19
2016.04.09
2020.07.13
2021.08.31
※「道の駅 かつやま」での現地調査は2021年8月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年11月に更新しています。
道の駅 かつやま【目次】
「道の駅 かつやま」のロケーション
「道の駅 かつやま」は、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成要素のひとつである、河口湖の湖畔にある唯一の道の駅。
ただし富士山と同じ側にあるため、道の駅からは写真のような河口湖越しの姿は見られない。
とはいえ、「道の駅 かつやま」の道路向かいは広い芝生の「小海公園」になっており、特に桜の季節は多くの家族連れで賑わっている。
さらに河口湖と云えば、「バス・フィッシング」のメッカだ。
週末は季節を問わず、道の駅の前の岸で、このような光景が展開される。
ということは、「夜も満車」がつきものということ(笑)。
満車まで至らなくても、キチキチになる場合は、約6キロ、クルマで10分ほどのところに「道の駅なるさわ」があるので、無理するよりもそちらに移動しよう。
「道の駅 かつやま」の施設
まずは駐車場から。
資料には駐車台数90台と記されているが、それには17時以降閉鎖される50台収容の臨時駐車場が含まれるので、車中泊ができるのは実質40台だ。
さらに、道の駅から100メートル近く離れたところにも未舗装の臨時駐車場がある。こちらは夜も使えそうだが、トイレまではかなり遠い。
となると、実際に車中泊に好適な駐車場はここまで。筆者の見立てでは、30台あるかどうかだろう。
中高年のベスト車中泊スポットは、トイレに近いこのエリアだが、停められるのは10台ほどの狭き門だ(笑)。
こちらが「道の駅 かつやま」の24時間トイレで、前には可燃物のゴミ箱も置かれている。
ただし、個室にはウォシュレットがない。
さて。「道の駅 かつやま」で1番目立っているのはレストランだ。
2016年に訪ねた時は、コピーライターの糸井重里が「世界一おいしい」と絶賛したことで有名になった、「イトリキカレー」を看板メニューにしていた。
「イトリキカレー」は富士吉田市内に本店がある「糸力」の人気メニューで、小麦粉と塩を一切使わず、いくつかのスパイスが全粒のまま入っているのが特徴で、もちろん今でも食べられる。
レストランとトイレの間にあったテイクアウトの売店はなくなり、現在は休憩室として利用されている。
売店はレストランの横の奥まった場所にあるので、駐車場からは見えず、少し分かりづらいかもしれない。
野菜やフルーツも置いてはいるが、数は少なく品揃えもイマイチだった。
むしろ秋のぶどうが実る季節は、奥の駐車場脇にあるこの屋台にご注目。
写真は「勝沼」に負けないくらいおいしい、「勝山」産のぶどう。
たぶん賞味期限が近いものだと思うが、運が良ければ「ラッキー」な福袋が手に入る(笑)。
「道の駅 かつやま」の車中泊好適度
「道の駅 かつやま」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:屋外トイレの前あり、24時間利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
ロイヤルホテル河口湖「開運の湯」
☎0555-73-2655
大人1000円(2時間)
営業時間は要問い合わせ・不定休
コンビニ
セブン・イレブンまで約1.5キロ
スーパーマーケット
約2.5キロのところに「マックスバリュ富士河口湖店」がある。
「道の駅 かつやま」のアクセスマップ
日本全国 道の駅・車中泊好適度チェック!
富士山 車中泊旅行ガイド
世界文化遺産・富士山の見どころをご紹介。