この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 よしおか温泉」は、電源付きのRVパークsmartと本格的なパークゴルフ場を併設する、伊香保温泉に近い温泉付きの道の駅
「道の駅 よしおか温泉」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第33回
登録日/2010年3月1日
筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2013.11.21
2018.10.30
2021.05.15
2022.06.22
道の駅 よしおか温泉【目次】
「道の駅 よしおか温泉」のロケーション
「道の駅 よしおか温泉」は、伊香保温泉から約15キロ・25分のところにある、利便性とリゾート的要素を兼ね備えた、中高年の旅人にお勧めの道の駅だ。
伊香保温泉が目的の人には「道の駅こもち」が最寄りの道の駅になるが、「道の駅 よしおか温泉」よりも5分ほど近いだけなので、それほど大差はない。
ただ「道の駅 よしおか温泉」には温泉が併設しているので、前泊には適していると云えるだろう。
なお伊香保温泉の近くには、標高が高くて車中泊環境の整った榛名湖がある。夏場はそちらのほうが涼しくてお勧めだ。
さて。
筆者が中高年にお勧めという理由は、「道の駅 よしおか温泉」には本格的なパークゴルフ場があるからだ。
北海道を旅したことがあるシニアはよくご存知だと思うが、パークゴルフは中高年の夫婦が手軽に楽しめるお手頃のスポーツで、実際にやってみると、見た目よりもはるかにおもしろい。
最後に。
高崎からみなかみ町に至る国道「関越道」の両脇は、まさに「銀座」と呼べるほど、道の駅が集中している。
しかも温泉併設やレベルの高い商業施設を持つところが多いので、普段はあまり勧めないが、ここではそんな道の駅をめぐってみるのも悪くないと思う。
「道の駅 よしおか温泉」の施設
「道の駅 よしおか温泉」は、地図では国道17号線沿いにあるように見えるが、実際は国道がバイパスになっているため、駐車場自体は道路から離れている。
しかも路面はフラットで、温泉に近いこの駐車エリアにはトラックレーンがなく、夜も安心して静かに眠ることができる。
2022年6月更新
約1年ぶりに訪ねてみると、駐車場の一画に「RVパークsmart」ができていた。この日はオープン直前で、7月から予約の受付が始まるという。
料金は1泊3500円。ここではサイドオーニングを出せるだけのスペースはないようだが、電源が使えるのでキャンピングカーには喜ばれそうだ。
さて。
こちらが道の駅のレイアウト図になる。
車中泊の一等地は、24時間トイレに近いこのあたり。
もちろんトイレはウォシュレットだ。
トイレに隣接する道の駅案内所は、観光案内所も兼ねているようで、周辺のパンフレットやマップがよく揃っている。
2013年に訪ねた時は、トイレの前に可燃物のゴミ箱が置いてあったが、2021年にはもう見当たらなかった。
代わりに「物産館かざぐるま」の入口に、営業時間中だけ出してくれる。
その「物産館かざぐるま」には、地元で撮れた野菜だけでなく惣菜類も売っている。
「物産館かざぐるま」とゴルフコースの間にある足湯。ただコースがよく見えるわけではない。
温泉館「リバートピア吉岡」と屋根続きのレストラン「和」は、「物産館かざぐるま」側にも入口がある。
メニューは定食類が豊富で、値段もリーズナブルだ。「おつまみ」もよく揃っていて、ここなら外食もありかなと思う。
さて。道の駅に隣接する正式名「吉岡町緑地運動公園」には、ケイマンゴルフとパークゴルフ、そしてグランドゴルフの3つのコースがある。
パークゴルフは27ホールで600円。
北海道には及ばないが、コースはフラットで広く、グリーンもよく手入れが行き届いている。
「道の駅 よしおか温泉」の車中泊好適度チェック!
【プロの寸評】
車中泊スポットとしてのクオリティーからすると、もっと夜間も混雑してもおかしくないと思うのだが、前述したように周辺には道の駅が多く、温泉併設の道の駅も2件あるので、車中泊客は分散しているのかもしれない。
リバートピア吉岡 船尾の湯(隣接)
大人平日400円・土日祝500円
※食事付入館券(850円までの食事メニュー1品+1日入館券)
大人平日1100円・土日祝1200円
10時~21時
定休日はホームページで要確認
コンビニ
「ローソン 吉岡漆原店」まで約2キロ。
スーパーマーケット
「ベイシアフードセンター前橋吉岡店」まで約4キロ。