この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「RVパークライト赤砂崎公園」は、広大な赤砂崎公園の隅っこの一画にある。
赤砂崎公園【目次】
「RVパークライト赤砂崎公園」のロケーション
「赤砂崎公園」は、諏訪湖に流入する砥川(とがわ)の河口の両岸にある岬状の平坦地に、地域防災力の向上を図るために整備された大規模な公園施設で、2020年春に全体の整備を完了した。
赤砂崎公園付近は、天気が良いと富士山が見えるポイントで、冬には諏訪湖名物の「御神渡り」も見られるという。
「赤砂崎公園」の設備
約7.3haという広大な土地に、ヘリポート・グラウンド・広場、そして遊具や水遊びスペースが設けられているほか、湖畔沿いの道はウォーキングロードとして整備されている。
RVパークがあるとは知らなかった筆者が着目したのは、その中にあるこのウォシュレット付きのトイレがある駐車場だった。
だが、もうその時には入口にこの看板が立っていた!(笑)。
駐車場自体は数年前から利用可能で、ここで車中泊をする人の姿もあったというが、それにしても「できて間なしの公園」が、なぜゆえに車中泊禁止になってしまったのか…
その理由は知るよしもないのだが、期を同じくして、同じ駐車場の一画にRVパークが誕生した。
RVパークライト赤砂崎公園
それから3ヶ月後、再び諏訪の町を訪ねる機会に恵まれたので、「RVパークライト赤砂崎公園」にも足を運んできた。
結論から云うと、
まず、赤砂浜公園には3つのトイレがついた大きな無料駐車場がある。そのうち2つは入口付近にさきほどの「車中泊禁止」の看板が立てられている。
「RVパークライト赤砂崎公園」があるのはマップの赤印の位置で、目印はこの古墳みたいな<丘の輪>。その隣の広大な駐車場の一画にRVパークがある。
駐車場は広く、サイドオーニングが出せるよう2台分の区画がワンセットになっていて、もちろん電源もある。
料金:1泊3,000円/1台(トレーラー含む)。電源代込み、ゴミ処分は不可。
利用可能台数:4台
なお受付は近接施設の「健康ステーション」にて行うとのことだが、けっこうサイトからは離れているので歩きは辛い。しかもクルマだとけっこう大回りさせられるので自転車が一番便利だと思う。
詳細は以下の「赤砂崎公園車中泊場ご利用にあたって」を参照に。2021年6月に情報更新されており、分かりやすくなっている。
ちなみにRVパークのあるこの駐車場だけは、車中泊禁止の看板はなく、パークの区域以外での車中泊も可能かもしれない。
トイレは無料だが、RVパーク利用者も使うので24時間開いているのだろう。
理不尽と感じる人もあるだろうが、RVパークにはそういうロケーションも多く、道の駅に併設されているところはその典型例だ。
電源料金だけなら納得もできるが、別途サイト料も必要となると、特に電源を必要としない旅人が、あまり魅力を感じないのは当然だと思う。
しかもここはゴミも処分できない。
それにしてもRVパークからトイレまでは、写真で見えないほど遠い(笑)。自転車があると本当にいいね、ここは。
「RVパークライト赤砂崎公園」最寄りの温泉&周辺買物施設
「湖畔の湯」まで約1.5キロ・5分。
コンビニ
セブンイレブンまで約750メートル。
スーパーマーケット
「いちやまマート 岡谷店」まで約1.2キロ。