この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
北八ヶ岳ロープウェイ無料駐車場は、「道の駅ビーナスライン蓼科湖」が満車時に利用できる車中泊スポット
北八ヶ岳ロープウェイ【目次】
北八ヶ岳ロープウェイのロケーション
かつては「ピラタス横岳ロープウェイ」、あるいは「ピラタス蓼科ロープウェイ」の名で親しまれていた「北八ヶ岳ロープウェイ」は、「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」から約9キロ・10分ほどのところにある。
2020年にこの道の駅ができるまでは、蓼科高原の車中泊スポットの代名詞的存在だったが、現在は立場が逆転。
ただ、特に夏休みの「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」は利用客で溢れかえり、日によっては夜間満車もあり得ると思うので、その際の代替地として覚えておくといい。
2021年6月に訪ねた時も、車中泊に関する規制事項を記した表示は見当たらなかった。
北八ヶ岳ロープウェイの施設
まずは、南アルプス・中央アルプス・北アルプスの「日本三大アルプス」が一望できる「北八ヶ岳ロープウェイ」の紹介から。
100人が一度に乗れる「北八ヶ岳ロープウェイ」は、八ヶ岳の北端に位置する北横岳と縞枯山の間に架かり、山麓駅(標高1,771m)から山頂駅(同2,237m)までの高低差466mを約7分で駆け上がる。
山頂駅は国定公園第一種特別保護地域に指定されている「坪庭」に通じており、1周30分~40分ほどの散策が楽しめるほか、天気が良ければ、駅に併設された展望デッキから日本アルプスの絶景を眺められる。
冬はスノーシューで気軽に冬山を歩けることから初心者にも人気があり、アイゼンを装備して本格的な冬山登山を北横岳で楽しむ人も多いという。
さて。トータルで600台を収容する「北八ヶ岳ロープウェイ」の無料駐車場は、写真のように数ヶ所に分かれている。写真中央の白い建物は「蓼科高原美術館」で、広大な駐車場は共用になっているのだろう。
ただし、「北八ヶ岳ロープウェイ」山麓駅前の舗装されたエリアは、傾斜が激しくうねりも強い。
フラットで車中泊がしやすいのは、その下に用意された無舗装のエリアだ。
なお、かつては美術館の横に公衆トイレがあったが、現在は取り壊されている。
2021年6月更新
現在のトイレは、「北八ヶ岳ロープウェイ」山麓駅の一階にある。トイレは2ヶ所あるが、24時間利用できるのはこちらなので覚えておこう。
中はご覧の通りウォシュレット付きで、すこぶるキレイだ。
「北八ヶ岳ロープウェイ」の最寄りの温泉と周辺買物施設
蓼科温泉 小斉の湯
駐車場から約15分。近くに蓼科温泉共同浴場もあるが、露天風呂のあるこちらがオススメだ。
☎0266-67-2121
大人700円
8時~22時(閉館)・無休
コンビニ
ヤマザキYショップ(リゾートホテル蓼科内)まで約8キロ。
スーパーマーケット
大きな店は、約20キロ離れたザ・ビッグ茅野店になる。