「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、20年以上かけて味わってきた全国のソウルフード&ドリンクを、そのレシピと老舗・行列店を交えてご紹介します。

味噌と醤油の“無添加・天然醸造”にこだわった、「角館武家屋敷の番外編」とも呼べる老舗

角館の外町(商人町)にある安藤醸造は、ペリー艦隊が日本にやってきた1853年に醸造を始めた味噌や醤油に加え、オリジナルのつゆやだし類も製造販売している筋金入りの老舗だ。

建物は1883 年に再建されて以来当時のままで、ランドマークにあたるレンガ造りの蔵座敷は一部を無料で公開しており、いわば「武家屋敷の番外編」とも呼べる存在になっている。

いっぽう、店内の文庫蔵はご覧のようなモダンなレストルームに改修されており、醤油・漬物の試食や、味噌汁・お吸い物の試飲が楽しめる。

インパクトを受けたのは「そばつゆ」だ。
筆者はこの日が2度目の訪問だったのだが、店内では12倍に薄めた「お吸い物」の試飲が用意されており、これが実に旨かった。
化学調味料を使った製品は、ここまで薄めると薬品の尖った味が目立ってくるが、さすがは”無添加・天然醸造”だけあって、味はマイルドなままだ。
うどん文化圏の大阪では、甘みを抑えた「そばつゆ」というものをあまり見かけないこともあり、筆者は迷わずそちらを選択した。
場所を取らず常温で持ち帰ることができる点も、長旅には適している。
安藤醸造 公式サイト
☎0187-53-2008
8 時 30 分~ 18 時、P10 台あり
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