【2022年11月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 うみてらす名立」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。


「道の駅 うみてらす名立(なだち)」は、日本海の海辺に建つ温浴施設併設の道の駅
道の駅 うみてらす名立 DATA
うみてらす名立
〒949-1602
新潟県上越市名立区名立大町4280ー 1
☎025-531-6300
営業時間
物産館:10時~18時
鮮魚市場:9時~19時
海鮮レストラン:11時~21時
名立の湯ゆらら:10時~21時
第2水曜 定休(8月は除く)
「道の駅 うみてらす名立」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第28回
登録日/2008年8月8日
「道の駅 うみてらす名立」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2011.10.29
2014.06.29
2021.04.10
※「道の駅 うみてらす名立」での現地調査は2021年4月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年10月に更新しています。
道の駅 うみてらす名立 【目次】
「道の駅 うみてらす名立」のロケーション
「道の駅 うみてらす名立」は 新潟県上越市を走る国道8号の道の駅で、日本海を望み、夕方には空と海が茜色に染まる美しい光景が観れることで有名だ。
だが新潟県は、それが満喫できる大規模な道の駅を、わずか10キロほどの間隔で3つも用意してくれているため、旅人はそれぞれの長所短所を最初に把握していかないと、現地で戸惑うばかりになる。
純粋に旅の宿として利用するだけなら、居心地の良い「道の駅 能生(マリンドーム能生)」よりも、お風呂で疲れを癒せて食堂の営業時間も長い、この「道の駅 うみてらす名立」を筆者はお勧めする。
さて。
実は「道の駅 うみてらす名立」は、戦国時代の名将「上杉謙信」の居城があった春日山まで、約17キロ・30分ほどで行けるところにある。
これは歴史好きが多い中高年の車中泊旅行者にとっては、見逃せない話だろう。
春日山城で印象深いのは、2009年に放送されたNHK大河ドラマ第48作「天地人(てんちじん)」。
「天地人」は生涯にわたって主君・上杉景勝を支えた名参謀「直江兼続」にスポットライトを当てた作品で、春日山城はその幼年期から謙信亡き後に上杉景虎と激しい跡目争いを繰り広げる青年期を描いた、ドラマの前半に登場する。
キャストは上杉景勝を北村一輝、直江兼続を妻夫木聡が演じ、上杉謙信役は阿部寛が好演したが、それがもうマジで格好よかった(笑)。
ただ上杉家は江戸時代になると、米沢に転封され苦難の日々を迎える。
その話は以下に詳しくまとめているので、興味があればあわせてどうぞ。
「道の駅 うみてらす名立」の施設
「道の駅 うみてらす名立」は、交流促進施設の「ホテル光鱗」を核にしたリゾート型の道の駅で、砂遊びができるビーチや芝生の公園、さらにプールと温浴施設(人工温泉)を併設している。
こちらが一般車両の駐車場。
路面はフラットで車中泊に支障はない。しかも大型トラック用の駐車場とはかなり離れているので、夜もエンジン音はほとんど気にならなかった。
広々とした休憩室。置いてあるパンフレットの数は少ないが、観光情報はホテルで聞けば教えてもらえる。
名立漁港直送の地魚や、近隣の漁港で水揚げされた鮮魚が並ぶ名立市場。
切り身や干物のほかに、テイクアウトできるお寿司も品揃えされており、さらに越後の名菓や地酒と、少ないながら農作物も置いている。
なお一番国道寄りにある「物産館」は、2Fがレストランで、1Fは「うまいもの横丁」と名付けられた軽食中心のフードコートになっている。
「うまいもの横丁」は18時で閉店するが、2Fのレストランは21時(ラストオーダー20時30分)まで開いており、夕食時にも利用できる。
ただし、「うまいもの横丁」のメニューは料金が刺激的だ(笑)。
「道の駅 うみてらす名立」には、可燃物用のゴミ箱が完備されており、トイレもウォシュレットで、車中泊をする上で望みたい条件がきちんと揃えられた、まさに「旅人ファースト」な道の駅と云えるだろう。
「道の駅 うみてらす名立」の車中泊好適度
「道の駅 うみてらす名立」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館内の24時間トイレに通じる入口に設置、24時間利用可。
缶・ビン・ペットボトル:同上
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 うみてらす名立」の温泉&周辺の買い物施設
ゆらら
道の駅に併設
※人工温泉システムの導入により全国の有名温泉の成分などを忠実に再現
大人700円
10時~21時・不定休
コンビニ
約1キロのところにセブン・イレブンがある。
スーパーマーケット
「サンエー 能生店」まで約13キロ。
「道の駅 うみてらす名立」のアクセスマップ
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