【2022年12月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 あおき」の車中泊に関する記述です。
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
「道の駅 あおき」は、別所温泉に最寄りの道の駅。
道の駅 あおき DATA
道の駅 あおき
〒386-1602
長野県小県郡青木村大字村松26-1
☎0268-49-0333
営業時間
9時~18時
年末年始を除き年中無休
「道の駅 あおき」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第21回
登録日/2005年8月10日
※2018年4月にリニューアルオープン
「道の駅 あおき」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2015.03.14
2021.03.11
2021.06.17
※「道の駅 あおき」での現地調査は2021年6月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2022年12月に更新しています。
道の駅 あおき【目次】
「道の駅 あおき」のロケーション
「道の駅 あおき」は、上田市と別所温泉を結ぶ国道143号沿いにあり、上田城から約10キロ・20分、また別所温泉までは約5キロ、クルマで約10分ほどのところにある。
このエリアでは「道の駅 上田 道と川の駅 おとぎの里」のほうが目立っているが、車中泊スポットとしては「道の駅 あおき」のほうが静かな環境にあるうえに、何より空いているのがいい。
また別所温泉街には無料の車中泊スポットがないため、日帰りで外湯を巡りたい人にもお勧めの立地といえるだろう。
「道の駅 あおき」の施設
「道の駅 あおき」は、2006年4月に中古の建物を再利用して開業し、農産物の直売などを開始した。
上の写真は貴重なその当時の様子だ。
しかし人気が出るとともに、建物の耐震性不足や駐車場不足、売り場の狭さなどの問題が生じ、2015年1月に国土交通省から「体験学習の村の体験交流拠点」として「重点道の駅」の選定を受け、総額8億7500万円の「高機能拠点化プロジェクト」を開始する。
その結果、売り場面積を2倍に増やした農産物直売所や、新たな情報休憩施設の建設、駐車場の拡張・再整備などが進められ、2018年4月にリニューアルオープンした。
こちらが現在の「道の駅 あおき」のレイアウトになる。
マップにAと記したメインの駐車場は、平坦で車中泊に支障はない。
ただトイレに近くて、大型車の駐車場から離れているのは、マップBの駐車場で、ここが「道の駅 あおき」のベスト車中泊スポットといえるだろう。
24時間トイレの外観。
自動販売機の横に空き缶・ペットボトル用のゴミ箱はあるが、可燃物のゴミ箱はここにも館内にもない。
もちろん中にはウォシュレットがある。
「ぷらっと家(ホーム)あおき」と呼ばれる、施設中央にある情報発信・休憩施設。
利用時間は9時~17時までだが、中には青木村のPR動画が流れる大型モニターのほか、地元企業の製品や村の特産品を紹介するスペースや、昆虫博物館の出張展示コーナーもある。
またこことは別に、24時間トイレの横には、畳があり横になって休むことができる休憩室もある。
ただし利用時間は9時~17時までなので、宿代わりに利用することはできない。
改装前に比べて売り場面積が倍になったという農産物直売所。
確かに品数は「道の駅 上田 道と川の駅 おとぎの里」よりも格段に多い。
こういう惣菜類が置いてあるのも、車中泊の旅人にはありがたい。
青木村特産タチアカネの手打ちそばが楽しめる「味処 こまゆみ」の営業時間は11時~14時30分で、ラストオーダーは14時。
ここではざるそばより、カツ丼や天丼のほうが安く食べられる(笑)。
「道の駅 あおき」の車中泊好適度
「道の駅 あおき」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機の横に設置。
長野県は可燃物のゴミ箱を置いていない道の駅の数が、他府県に比べると明らかに多いのだが、理由はともあれ「重点道の駅」と名が付く以上は、県外から来て長野県の各地をまわる旅行者にとって、悩みの種である可燃物のゴミに対する対応をして頂きたいものだ。
可燃物のゴミ箱は、同じエリアの「道の駅 上田 道と川の駅 おとぎの里」にも「道の駅 雷電くるみの里」にもないが、両駅とは別に多額の補助金が投入されている以上、風当たりが強くなるのは当然といえる。
ゴミが捨てられなくなると、旅人はこうせざるを得なくなり、クルマ旅をガイドする我々にも、それができる施設を紹介する必要性が生まれる。
筆者はそこまで考えて行動するのが、税金を投じて作られた道の駅の責任範疇だと思うのだが… 道の駅には、市町村民が支払う以外の税金も使われている。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下に詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。
上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 あおき」 最寄りの温泉&周辺買物施設
田沢温泉 くつろぎの湯
道の駅から約2キロ
☎0268-49-1000
おとな300円
10時~20時30分
月曜定休
コンビニ
ファミリーマートまで約1キロ。
スーパーマーケット
約6キロ・クルマで10分ほどの「ツルヤ塩田店」がある。