車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、乗鞍三名滝の詳しいアクセスと見どころ及び、撮影に関するアドバイスです。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
~ここから本編が始まります。~
「乗鞍三名滝」には、もれなく山道のハイキングがついてくる。
三名滝の筆者の歴訪記録
※記録が残る2001年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2003.10.03
2008.05.02
2007.10.10
2014.10.10
2016.07.15
2019.08.08
「乗鞍三名滝」での現地調査は2019年8月が直近で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2024年8月に更新しています。
乗鞍三名滝(名瀑)のアクセス&見学・撮影ガイド

スケジュールにはゆとりを。

出典:白骨グランドホテル
乗鞍三名滝を全てめぐるには、少なくても半日、写真を撮りながらじっくり観るなら、丸1日はかかると思ったほうがいい。
体力に自信がない人は、2日に分けてもいいくらいだ。
なぜなら「乗鞍高原」では、ドライブではなく、とにもかくにも歩かなければ美しい景観を目にすることはできない。
服装と必要品
滝道はどこも舗装されていないところが大半だが、登山道のようにガレ場や岩場はないので、軽装備でかまわない。
ただし、すべて行きはくだりで帰りが登りになるため、最後は息はあがる。
またゴールデンウィークに行くなら、まず足元は雪解け水でできたぬかるみや、濡れた石の上でも滑らないトレッキングシューズが必要だ。
また水量が多いので、水しぶきを浴びた時用に、タオルもあったほうがいい。
真夏はスニーカーでも大丈夫だが、虫よけと喉が渇いた時のために水のペットボトルを持参していこう。
なお乗鞍岳・北アルプス地域では、盲導犬を除くペット持ち込みは禁じられている。
ちなみに秋は日が短くなり、ワンデイで3つ回るのは厳しいだろう。
また乗鞍高原の紅葉は、ご覧の通り黄色が中心で、赤が望めるのはナナカマドのある山頂付近だ。
さて。ここから先は長くなりすぎるので、乗鞍三名滝のダイジェストを記載し、詳細は各々の記事にまとめている。
番所大滝
標高約1250メートル地点を流れる小大野川にある、幅15メートル ・落差40メートルの大きな滝で、乗鞍三滝の中では最大。
滝から続く「千間淵遊歩道」の景観も美しいのでお勧めだ。
善五郎の滝
この滝には、釣りの名手であった善五郎が岩魚に引き込まれて見つけたという伝説が残されている。
三本滝
もし乗鞍三名滝の中のどれかひとつだけを見るとするなら、筆者は迷わずこの「三本滝」をお勧めする。
なお写真が好きなら、「本当の三本滝」は並のカメラでは撮影できない。だがiPhone11以降の超広角モードが搭載された機種なら大丈夫だ(笑)。