25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「日本ロマンチック街道」を車中泊でロードロリップするための情報です。
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この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、独自の取材に基づき、全国各地の「クルマ旅にお勧めしたい観光地」を、「車中泊旅行者目線」からご紹介しています。

~ここから本編が始まります。~
栃木県・群馬県・長野県の名所を紡いで走る「日本ロマンチック街道」は、『一生に一度はやってみたい』関東屈指のロード・トリップが楽しめる、車中泊クルマ旅のベストルート

日本ロマンチック街道とは

「日本ロマンチック街道」は、「日光国立公園」「尾瀬国立公園」「上信越高原国立公園」の3つの国立公園を横断して走る、全長約320キロの街道で、栃木県の「日光市」から、群馬県の「草津町」を経て、長野県「上田市」へと至っている。

滝・湖沼・湿原等の豊かな自然に加え、

温泉町・宿場町・門前町・城下町など、そこで育まれた人々の営みが感じられるこのルートは、同時に近世日本の文化人達が、数多くの作品を残した町を結んでいる。

『日本でもっともロマンに溢れた街道』という名前には、そんな意味があるという。

さて。
冒頭のキャッチフレーズに登場した「ロードトリップ」とは、簡単に云うと、自分でクルマを運転して長距離を旅すること。
ツアーや公共交通機関を利用すると、旅は自宅と旅先を「点」で結ぶものになるが、クルマ旅は自宅から旅先までが「線」になり、車中泊を重ねて「旅先」が増えるほど「線」は長く伸びていく。

その観点からすると、「日本ロマンチック街道」は、まさに「ロード・トリップ」と呼ぶに相応しい、車中泊クルマ旅にお勧めのルートだ。
そして同時にそれは、「日本一周」「日本縦断」という『車中泊クルマ旅の究極』を極める道でもある。
主な見どころと、めぐり方の秘訣

「日本ロマンチック街道」を旅するというのは、実質的には北関東のメジャーな観光地を”総ナメ”にすることを意味している。
日光・奥日光/片品(尾瀬)/みなかみ温泉・谷川岳/伊香保温泉・四万温泉・草津温泉/軽井沢・御諸/上田…
端折ってみても、まず一度の旅ですべてを訪ねて周るのは難しい。

確かに『たったの320キロしかない』ので、物理的には1泊2日もあれば十分走り切れるだろうが、それでは”旅”ではなく、単なる”移動”にしかなるまい。
『旅をした』と云えるのは、何かの折に知人や友人とその町の話になった時に、会話が成り立つだけの知識や経験を、持ち帰っていることだと思う。
その意味からすると、逆に1週間かけて旅したとしても、今度は情報が増えすぎて、記憶のほうが追いつかなくなる(笑)。
つまりは”消化不良”に陥るだけだ。
ゆえに結論は、県別に少なくとも3度に分けて旅をするのがいい。そうすれば、季節を変えて訪ねることも可能になる。

関西在住の旅人にすれば、関東地方は遠いだけでなく土地勘もないため、クルマ旅では敬遠したくなる地域だと思う。
筆者の経験でも、『北海道より後回し』になったのだが、「日本ロマンチック街道」には、首都圏を外して長野県からもアクセスできる。
東京周辺でも「圏央道」と「北関東自動車道」は空いていて、”恐るるに足らず”なので、「食わず嫌い」をせずに、ぜひチャレンジしてみていただきたい。
栃木エリアの見どころ

北から云うと、「日本ロマンチック街道」のスタート地点は、世界文化遺産に登録された「東照宮」がある「日光」になる。

ただし「日光東照宮」は、事前に予習をして『見るべき場所とその意味』を知って出かけないと、お金がかかるばかりで、その価値を実感できるまでには至るまい。
それでも筆者は、あえて「日光」から始めることをお勧めしたいと思っている。
理由は、インパクトが際立って違うから。

「東照宮」がある「日光山内」から、「いろは坂」を登って辿り着く「奥日光」の自然は驚くほど雄大で、万人が理屈抜きに圧倒される。
加えて奥日光では、クルマが大いに活躍してくれる。
群馬エリアの見どころ

「日本ロマンチック街道」の「真骨頂」でもあり、「正念場」とも云えるのが、この群馬エリアだ。
まず「奥日光」から国道120号を下ってくると「片品村」に出るが、ここには「尾瀬」の玄関にあたる「鳩待峠」に通じる、シャトルバスの乗り換え駐車場がある。

「はるかな尾瀬、遠い空」
と唱歌「夏の思い出」に歌われた「尾瀬」は、群馬県・福島県・新潟県・栃木県にまたがって広がる、日本最大の山地湿原である「尾瀬ヶ原」と「尾瀬沼」、さらに「至仏山(しぶつさん)」などを擁する国立公園で、国の特別天然記念物やラムサール条約湿地にも登録されている。
ただ筆者は、2009年以降は現地を訪れていないので、「尾瀬」についてはオリジナルのガイドページを用意できていない。
ただ、「尾瀬」への入山者の約6割が利用する入山口の「鳩待峠」は、例年4月中旬から11月初旬にかけて、片品村の津奈木〜鳩待峠口間でマイカー規制が実施されるため、ハイシーズンは片品村の「尾瀬第一駐車場」にクルマを置いて、「上高地」と同じように、シャトルバスかタクシーを利用してアクセスする必要がある。
尾瀬第一駐車場
駐車台数:280台
※尾瀬第一駐車場が満車の場合は、尾瀬第二駐車場が解放される。
駐車料金:1000円/24時間
シャトルバス運賃:片道1300円(往復2600円)
なお、「尾瀬第一駐車場」の隣には、日帰り温泉と、「尾瀬ネイチャーセンター」があり、車中泊が可能だ。
そして片品村をさらに下ると、この「吹割の滝」が現れる。

※吹割の滝 車中泊旅行ガイド(準備中)
いっぽう「沼田」は、信州エリアの「上田」でも登場する、戦国大名「真田氏」にゆかりの深い土地で、歴史ファンには無視のできない場所だ。
また「沼田」には、人気の高い「道の駅 川辺田園プラザ」もある。
※沼田 車中泊旅行ガイド(準備中)
「沼田」からは、”飛び地”のようにポツンと離れた「水上」の町を訪ねたい。

ここはバンジージャンプが体験できる「水上温泉」に加え、ロッククライミングの聖地「谷川岳」もあるが、SLを間近で見られることも見逃せない。
みなかみ 車中泊旅行ガイド(準備中)

そしてその後に、「水上温泉」を含めて「群馬四湯」と呼ばれる、”憧れの温泉地めぐり”が待っている。
四万温泉 車中泊旅行ガイド(準備中)
長野エリアの見どころ

「草津温泉」から「軽井沢」には、国道146号を走るのが最短ルートになる。
しかしここではブルーでなぞってあるように、あえて「万座温泉」を経由して、「浅間山」の麓を通るルートがお勧めだ。
※万座温泉 車中泊旅行ガイド(準備中)

「軽井沢」と云えば、「旧軽井沢銀座」を連想すると思うが、車中泊旅行者にお勧めなのは、中軽井沢の「星野エリア」だ。
「軽井沢」から先は、旧:北国街道沿いに「小諸(こもろ)」と「東御(とうみ)」に寄り道し、大河ドラマでお馴染みの「真田氏」ゆかりの地が数多く残る「上田」の町へと向かおう。
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