25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 富楽里とみやま」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド

この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
「道の駅 富楽里とみやま」は、格安料金で利用できる鋸南町営温泉「和楽の湯」が利用しやすい、土日祝日の車中泊が特にお勧め。

「道の駅 富楽里とみやま」 DATA
道の駅 富楽里とみやま
〒299-2214
千葉県南房総市二部2211
☎0470-57-2601
平日:9時~18時
土日祝は8時30分~
無休
「道の駅 富楽里とみやま」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第15回
登録日/2000年8月18日
2023年7月にリニューアル
「道の駅 富楽里とみやま」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2012.06.28
2016.04.02
2021.02.24
2026.02.16
「道の駅 富楽里とみやま」での現地調査は2026年2月が最新です。
道の駅 富楽里とみやま

「道の駅 富楽里とみやま」のロケーション

「ハイウェイオアシス」を兼ねる「道の駅 富楽里とみやま」は、「東京湾アクアライン」と直結する「富津館山道路」上にある唯一の休憩施設で、そのまま高速道路からも利用できる。

ロケーションとしては、内房で断トツの人気を誇る「道の駅 保田小学校」から約6キロ・10分、そこが満車時の代替え車中泊スポットとなる「道の駅 きょなん」からも約5キロ・10分のところにある。
だが「道の駅 富楽里とみやま」で車中泊をする最大のメリットは、県外から房総半島に行く際に、「前泊」することでETC深夜割引が受けられることだろう。
金曜日の夜にここまで来ておけば、土日にたっぷり南房総で時間が使える。
また「道の駅 富楽里とみやま」は、房総半島では破格値と云える、おとな500円で入湯できる鋸南町営日帰り温泉施設「笑楽の湯(わらくのゆ)」まで5キロと近く、その面でも他の道の駅よりお勧めだ。

ただし、「笑楽の湯(わらくのゆ)」の最終受付時間は平日が15時30分、土日祝日でも18時30分となっているため、利用しづらい人もあると思う。

なお公式サイトによると、カーナビによっては高速道路上の「ハイウェイオアシス富楽里」に案内されるとのこと。そのため、富津館山道路の「鋸南・富山IC」で降り、国道でアクセスするよう記されている。
「道の駅 富楽里とみやま」の施設

出典:道の駅 富楽里とみやま
さて。
「道の駅 富楽里とみやま」は、南房総地域の”ゲートウェイ”となるべく、2023年7月に大規模なリニューアルを受けて設備が一新された。
おおまかには1階が物販、2階が飲食と休憩、情報コーナーになっている。

感心したのはフードコートで、開放感があるうえに、値頃な店が揃っている。
それだけに20時まで営業すれば、車中泊客が「道の駅 木更津うまくたの里」や「道の駅 保田小学校」から、もっとこちらに流れてくるように感じた。

詳しい店舗の紹介は公式サイトで。

いっぽうこちらは休憩コーナーで、左奥にコンシェルジュのいる総合インフォメーションがある。

反対側にはソファーや子供が遊べるスペースがあり、雨の日などは少々長めの休憩をすることもできそうだ。

1階の物販スペースは、「水産物」「お土産品」「農産物」の3つのコーナーに分かれており、それぞれ品揃えは充実していた。

弁当類も良心的なプライスの部類だろう。

出典:道の駅 富楽里とみやま
続いて駐車場だが、ここは2階が高速道路利用者が使う「ハイウェイオアシス」の駐車場、1階が一般道から来る人が利用する「道の駅」の駐車場に分かれている。
収容台数は以下の通り。

GWのように大混雑が予想される時は、「道の駅 富楽里とみやま」を車中泊スポットに選ぶのがいいかもしれない。

ちなみに「ハイウェイオアシス」の駐車場はこんな感じで、24時間トイレは1階・2階の両方に用意されている。

126台が停められる広大な道の駅の駐車場は、ほぼ平坦で車中泊に支障はないが、停めるところを選ばないと24時間トイレまでが遠くなる。

24時間トイレは、建物右端の2階に通じる階段の横にある。

もちろん中はウォシュレットだ。

こちらは南側駐車場で、ここからも階段で2階に行くことができる。
「道の駅 富楽里とみやま」の車中泊好適度
「道の駅 富楽里とみやま」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横にあり、24時間利用可能

高速道路の休憩施設を兼ねているにもかかわらず、可燃物のゴミ箱を置いていないのはさすがに日本ではレアというか、北海道以外では見たことがない。

厳密に云えば、フードコートの給湯器の下に”隠してある”のだが(笑)、ここに捨てられる肝の太い利用客は、はたして何人いるだろうか…
「道の駅 木更津うまくたの里」のように、コンサルティング企業がサポートする道の駅は、効率を追求するいっぽうで、『ここまでやるとお客が不快な思いをする』という”一線”は超えない。
「道の駅 富楽里とみやま」は、施設だけを見るとその「道の駅 木更津うまくたの里」よりも、車中泊旅行者には好適だ。
だがいくら施設が立派になっても、運営者に『利用者に寄り添う配慮』がなければ、それはポテンシャルで終わってしまう。
ここは南房総ナンバーワンになれるだけの設備があるだけに、もう一段上を目指していただきたいものだ。
なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。しかしそれを道の駅で食べると、残った容器はゴミになる。

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日自宅に帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を掲載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

笑楽の湯(わらくのゆ)
道の駅から約4.5キロ
☎0470-55-8830
おとな500円
平日:10時〜16時(受付最終15時30分)
土日祝:10時〜19時(受付最終18時30分)
月曜定休
なお鋸南にあった「ばんやの湯」は、2025年8月以降休館している。
コンビニ
ローソンまで約1.2キロ
スーパーマーケット
「おどや 岩井店」まで約2.3キロ
「道の駅 富楽里とみやま」のアクセスマップ
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