25年のキャリアを誇る車中泊旅行家がまとめた、「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」の車中泊に関する情報です。
「正真正銘のプロ」がお届けする、リアル車中泊スポットガイド
この記事は、1999年から車中泊に関連する書籍を既に10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「車中泊旅行家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。


~ここから本編が始まります。~
標高1250メートル地点にある「道の駅 ビーナスライン蓼科(たてしな)湖」は、適度な自然と利便性を有する人気の車中泊スポット

道の駅 ビーナスライン蓼科湖 DATA
道の駅 ビーナスライン蓼科湖
※公式サイトなし
〒391-0301
長野県茅野市北山4035番地2906
☎0266-67-2222
営業時間
24時間(テナント除く)
標高 1250メートル
夏にお勧め!
「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第52回
登録日/2020年3月13日
「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2020.08.11
2021.06.24
2024.07.20
2026.07.23
※「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」での現地調査は2026年7月が最新です。
道の駅 ビーナスライン蓼科湖

「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」の
最寄りの温泉と周辺買い物施設
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「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」のロケーション

長野県茅野市にある「蓼科高原」は、北に蓼科山、東に八ヶ岳を望む古くからの避暑地で、特に「ビーナスライン」が通る「蓼科湖」の周辺は、リゾートホテルとオートキャンプ場、そして何より多くの別荘が集まるエリアとして有名だ。

若者相手のリゾート化に拍車がかかり、もはや世俗化してしまった感のある「白樺湖」界隈に比べると、「蓼科高原」にはまだ信州らしさが感じられるネイチャーフィールドが残されている。

周囲をカラマツや白樺の林に囲まれた「蓼科湖」は、外周約1キロの人造湖で、標高は1250メートル。

湖畔はアップダウンがなく、自転車で周るにはちょうどいい。
「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」の施設

隣接する「蓼科湖」の湖畔に、「いったいどこまでが道の駅なの?」と思うほど広大な敷地を有する「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」は、実は以前からあった観光施設の「蓼科湖レジャーランド」を、一部改修することで道の駅の認可を受け、構想から約10年を経た2020年7月に、ようやくオープンを迎えている。
そのせいか、場内に大きな建物はなく、爽やかな信州らしくオープンエアな雰囲気を醸し出している。

察するところ、「蓼科湖レジャーランド」で既得権を持つ古くからの飲食店との兼ね合いだと思われるが、道の駅の飲食はキッチンカーのピザと、道の駅が力を入れている「蓼科アイス」のみ。

オープン当初はその隣に、直売所と土産品を並べた売店があったが、建築基準法で定められた建築確認申請をしておらず、現在はすでに取り壊され、更地になっている。
ここではその後の変遷が分かるよう、記録を残している。
2021年6月

2020年8月以来10ヶ月ぶりに訪ねて見ると、テントだった売店は立派な建物に姿を変えていた。
加えて飲食ブースもできている。

だがこれが前述したように建築法違反にひっかかり、結局取り壊しになった。
2024年7月・2026年7月

取り壊された場所はフローリングされて、休憩スペースのようになっていた。

しかし2026年7月にはそれも撤去され、以前に比べるとかなり殺風景になった。

ちなみにこちらが道の駅から歩いてすぐのところにある、以前からこの地にあったと思われる土産屋と食事処だ。

2023年4月にはここが、日帰り温泉を持つ「蓼科BASE(ベース)」にリニューアルされた。

こちらが正面玄関。

中にはインフォメーションがあり、観光案内もしてくれる。

もちろん食事も可能だ。
「蓼科BASE(ベース)」は民間施設だが、事実上はここが「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」の駅舎的な位置づけになっている。

いっぽうこちらの建物は、「蓼科BASE(ベース)」と道の駅の駐車場を挟んだ逆サイドにある、24時間トイレと休憩展望室。

この航空写真を見れば、その位置関係がよく分かる。

トイレはいうまでもなくウォシュレット。

その奥にWi-fi完備の休憩展望室がある。
しかし、中は申し訳程度に座れるカウンター席と、わずかばかりの観光パンフレットが置かれているだけで、休憩室と呼ぶにはあまりに「おそまつ君」。
観光情報も、圧倒的に「蓼科BASE」のほうがよく揃っている。

そのうえ24時間トイレなのに、夜間になるとメインの出入口は施錠される。
横の小さな扉から出入りはできるのだが、どうにも意味が分からない。
そもそも、
白樺湖を抱える茅野市には、どうもキャンピングカーが好きになれない人がいるようで(笑)、「すずらんの湯」横の無料駐車場のみならず、「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」がオープンした当初は、驚いたことにキャンピングカーによる車中泊を禁止していた。
さすがにそれは”明らかな差別”なのですぐに訂正されたが、役所の”体質”というのはそう簡単には変わらないと思う。

さて。
上の写真は、開業当時に道路を挟んだ向かいにあった第2駐車場だ。

現在はここに地ビール直売店の「8Peaks」ができているため、道の駅の駐車場としては利用できなくなっている。

そのいっぽうで、道の駅に隣接する蓼科湖の湖畔には、このような開放的なスペースが設けられている。
「蓼科BASE」ができたうえに駐車場が削減されたせいで、混雑時に利用客があぶれるのは当然だし、もっと云えば、こんな環境を残しているから「長期滞在者」にも好まれる。
そもそも道の駅ができた経緯からして、蓼科に観光客の増加を期待するのであれば、キャンピングカーを含む車中泊旅行者を毛嫌いするのではなく、逆にRVパークを誘致するなどして、呼び込んだほうがいいのは明白だ。
日帰りで素通りするだけの客は温泉にも行かないし、食事をするにしてもランチだけだが、車中泊をすれば3食が必要になり、コンビニも潤う。
てなことを書いているうちに、瞬く間に蓼科エリアにRVパークができ、もう外堀は埋められてしまった(笑)。
こうなると今さらRVパークを誘致すれば、揉める要因になるだけだろう。

やっていることが矛盾だらけの「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」だが(笑)、車中泊事情は悪くない。
ただ残念なことに、駐車場はトイレに近いエリアに若干の傾斜がある。

なお湖畔に近い「蓼科BASE」の前にも、未舗装の駐車場が残されているが、現在ここは車中泊禁止になっているようだ。
ということで、最後に満車時に備えて近場で車中泊ができる場所を紹介しておこう。

最寄りでは「北八ヶ岳ロープウェイ」の無料駐車場で車中泊が可能だ。

なお同じビーナスラインでも、人気があるのは視界が開けて八ヶ岳から北アルプスの山並みと富士山までもが見渡せる、「車山」から「霧ヶ峰」の周辺。

その「霧ヶ峰」にも、無料で車中泊ができる場所がある。
さらにその先の「美ヶ原」にも道の駅はあるが、入浴施設と買い物などの車中泊環境を考えると、筆者はこの「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」のほうをお勧めする。
「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:なし
缶・ビン・ペットボトル:自動販売機横に設置
「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」 最寄りの温泉&周辺買い物施設
一番近いのは、2023年4月にオープンした「蓼科BASE」の中にある日帰り温泉
おとな1000円
11時~19時(受付最終18時30分)
水曜・木曜 定休

蓼科温泉 小斉の湯
道の駅から約1キロ。近くに蓼科温泉共同浴場もあるが、露天風呂のあるこちらがオススメだ。しかも「蓼科BASE」には、100円割引券がおいてある。
☎0266-67-2121
大人700円
8時~22時(閉館)・無休
コンビニ
ヤマザキYショップまで約100メートル
スーパーマーケット
大きな店は、約10キロ離れた「ザ・ビッグ茅野店」
「道の駅 ビーナスライン蓼科湖」のアクセスマップ
蓼科・ビーナスライン 車中泊旅行ガイド

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