北海道に行ったことがない人でも、その名前くらいは聞いたことがあると思うが、念のために。「スープカレー」は「カレースープ」とはちょっと違う(笑)。
スープカレーは日本のカレー料理のひとつで、札幌がその発祥地とされている。2002年にはスープカレーの専門店が市内に200軒以上乱立し、一時はそのブームの噂が大阪にも聞こえてきたほどだ。
おかげで今では、東京・大阪・名古屋などに札幌由来のスープカレー店が出店しており、CoCo壱番屋でも冬季限定商品として食べられるという。
スープカレーの特徴は、スパイスの効いたさらさらのスープと大きな具材。肉はチキンレッグが基本だが、現在では魚介類・豚角煮・ラムチョップなどを使う店もあるようだ。それに素揚げしたジャガイモ、ニンジン、ピーマン、オクラ、カボチャなどの野菜が組み合わされる。
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さて、今日の話はここからが本場になる。
札幌にかかわらず北海道の大きなスーパーに行くと、写真の「スープカレーのルー」が瓶詰めで売られているが、これがまたスパイシーで美味なのだ。
販売元はベル食品、正式な商品名は「スープカレーの作り方」。料理そのものは至って簡単なので、北海道をキャンプで周る際には、ぜひ一度チャレンジしてみていただきたい。
筆者がスープカレーを北海道のキャンプ飯に推す理由は、味だけではない。
このメニューは、じゃがいも・にんじん・玉ねぎなど、北海道特産の具材を使って作ることができる。つまり料理法だけでなく、素材まるごと「北海道のソウルフード」といえる。
ちなみにスープカレーは普通のカレーと違って、ルーと具材を一緒には煮込まない。スープは別鍋で作って、食べる前に具材を入れたお皿にスープを注ぐのが基本だ。
旨さを引き出す秘訣はチキンにある。
焼く場合は皮をできるだけカリカリにするほうがいいのだが、骨付きはなかなか身に火が通らないので、一度湯通しするか、ダッチオーブンなどで蒸し焼きするほうが確実だ。また唐揚げにして使う手もある。
なお、キャンプではご飯よりもパンの方が手間がかからずお勧めだ。
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