「滝の湯センター夢風泉」は、おんね湯温泉に近い留辺蘂の知られざる名湯　　

北海道の秘湯・名湯

2021.09.08

「クルマ旅のプロ」がお届けする車中泊温泉旅行ガイド
「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。

失敗しないための、車中泊温泉旅行ガイド

クルマ旅のプロがまとめた、北海道から九州まで車中泊で出かけたい全国の温泉地ガイドの決定版。

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源泉かけ流しの日帰り温泉施設「滝の湯センター夢風泉」は、なんと400円でシャンプー・リンス付き！

「滝の湯センター夢風泉」は、おんねゆ温泉から西に7キロほど離れた場所にあり、「遠別つるつる温泉」と隣接している。

もともと夢風泉は留辺蘂町の町営で、一度は閉鎖に陥ったが、株式会社エムリンクの手でうまく再生された。以前は宿泊も受け入れていたが、現在は日帰り入浴専門の施設として稼働しているようだ。

とはいえ、1978年（昭和53年）に建てられた古い施設を修繕しながら今も使っているため、露天風呂やサウナはない。

しかしそのコストパフォーマンスは全道を見回してもトップレベルにあり、温泉好きなら、騙されたと思って一度ここを訪ねてみていただきたい。

再生できた一番の理由は、無色透明の単純硫黄泉で、少しとろみのある柔らかな肌触りが特徴の、PH9.64の強いアルカリ性の源泉にある。

ややもすると「循環ろ過」しているところが多い「美肌の湯」だが、ここは加水・加温・循環を一切していない「通好み」のお湯だ。

しかも浴槽だけでなく、洗い場に設置されたシャワー・カランからも、その源泉がかけ流しされている。

それで料金は大人400円、しかもシャンプー・リンス付きだから都会人が驚くのも無理はない。

なお、付近一帯は「滝の湯ふれあいの里」として公園整備され、無料の足湯やパークゴルフ場がある。パークゴルフ場は、9ホールしかないとはいえ、プレーもレンタルクラブも無料だ。

そして伝えたいことがもうひとつ。

実は夢風泉の源泉は、道の駅にある「山の水族館」の熱帯魚を飼育する水に使われている。

すなわち、魚が大きく育つ「魔法の温泉水」とはここのお湯のことだ。

道の駅おんねゆ温泉にある「山の水族館」で知った ”驚くべき事実”

クルマ旅のプロがまとめた、北海道のおんねゆ温泉にある「山の水族館」に関する記述です。

滝の湯センター夢風泉
〒091-0163 北海道北見市留辺蘂町滝の湯128
☎0157-67-4126
大人400円
11時～20時・不定休

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