「北の国から」を見ると、なぜ富良野に親しみが湧くのか…

「北の国から」
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
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それは「ロケ地めぐり」が、今でもできる理由と同じ。

「北の国から」を見ると、なぜ富良野に親しみが湧くのか…  

そこには、ちゃんとした理由がある。

通常ドラマには「架空」の場所や人物が登場する。

「北の国から」でも黒板五郎を筆頭に、登場人物は全て「架空」であり、中畑木材や草太の牧場などは、本物とは名前を変えてドラマに登場している。

しかし… 地名や公共施設は、そのまま使われた。

純と蛍が最初に降り立った布部駅、そして富良野駅、あるいは麓郷、八幡丘、空知川… つまり「北の国から」には、リアルとバーチャルが混在した世界が展開されている。

結果的にはそれが良かった。富良野に純や蛍がまるで実在したかのように思える一番の要因はそこにある。

ただ本編24話が放映された当時は、ロケ地といえば富良野や麓郷の「景観」が主で、明確にわかるロケ地といえば、富良野駅、ファーム富田、プリンスホテル、麓郷ではせいぜい中畑木材(麓郷木材)と小野田そば(当時は小野田旅館)くらいだろう。

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実は「北の国から」のロケ地が圧倒的に増えるのは、本編終了後のシリーズになってからだ。

丸太小屋のある麓郷の森が整備されたのは1984年、シリーズ2作目の「1984夏」が放映された年である。

察するところ、ドラマが始まった当初は、それなりに風当たりは強かったのだろう。特に行政は腰が重く、そうそう思惑通りには行かなかったのかもしれない。

それはロケ地として登場する多くの施設が、倉本氏と交流のある民間施設や個人商店であることからも汲み取れる。

華やかなファーム富田やプリンスホテルの協力もまた、倉本氏の人脈によるものだった。

ちなみに、西武鉄道グループオーナーの堤義明と倉本氏は、麻布中学・高校時代の同級生。それがあのニングルテラスを生むきっかけになったことも書き加えておこう。

ありがとう「北の国から」

北の国から

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