北海道遺産「稚内港北防波堤ドーム」は、旧樺太航路の発着場跡

13.車中泊に不適切なスポット
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この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。

昭和初期の日本を語る貴重な遺構

北埠頭が旧樺太航路の発着場として使われていた時期に、埠頭に通じる道路や鉄道へ波の飛沫がかかるのを防ぐ目的で、昭和6年から昭和11年にかけて建設された防波堤で、ドーム状の形態からそう命名されたという。

老朽化が著しかったため、昭和53年から3年間かけて全面改修工事が行われ、昭和55年にその独特の景観が蘇った。

高さ約14メートル、長さ427メートルのドームを支えているのは、実に70本にも及ぶエンタシス状の柱列群で、80年を経た現代でもその斬新なデザインは輝きを失っていない。

稚内に残るデコラティブな北防波堤には、サハリンに続く鉄道連絡船の遺構がある。

かつては稚内駅のある宗谷本線で活躍した蒸気機関車C55形49号機が静態保存されていたが、1996年に塩害腐食のため解体処分され、跡地には動輪一対のみが残っている。

なお現在は北海道遺産のひとつに指定されており、周辺は公園化されている。

少し離れた場所にトイレがあるので、車中泊もできなくはない。

ただ稚内には無料のキャンプ場が稚内森林公園の中にあるほか、2012年にはJR稚内駅の横に道の駅もできている。そのため、あえてここで車中泊をする理由は見当たらない。こういう使い方は、もはや誰からも共感を得ることはないと思う。

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