北海道遺産「稚内港北防波堤ドーム」は、昭和初期の日本を語る貴重な遺構

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「稚内港北防波堤ドーム」は、旧樺太航路の発着場跡

稚内港北防波堤ドーム

「稚内港北防波堤ドーム」は、北埠頭が旧樺太航路の発着場として使われていた時期に、埠頭に通じる道路や鉄道へ波の飛沫がかかるのを防ぐ目的で、昭和6年から昭和11年にかけて建設された防波堤で、ドーム状の形態からそう命名されたという。

稚内港北防波堤ドーム

老朽化が著しかったため、昭和53年から3年間かけて全面改修工事が行われ、昭和55年にその独特の景観が蘇った。

稚内港北防波堤ドーム

高さ約14メートル、長さ427メートルのドームを支えているのは、実に70本にも及ぶエンタシス状の柱列群で、80年を経た現代でもその斬新なデザインは輝きを失っていない。

稚内港北防波堤ドーム

かつてはここに、稚内駅を通る宗谷本線で活躍した蒸気機関車C55形49号機が静態保存されていたが、1996年に塩害腐食のため解体処分され、跡地には動輪一対のみが残っている。

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稚内港北防波堤ドーム

なお現在は、北海道遺産のひとつに指定されており、周辺は公園化されている。

少し離れた場所にトイレがあるので、車中泊もできなくはない。

ただ稚内には無料のキャンプ場が稚内森林公園の中にあるほか、2012年にはJR稚内駅の横に道の駅もできている。

そのため、あえてここで車中泊をする理由は見当たらない。こういう使い方は、もはや誰からも共感を得ることはないと思う。

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