この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊ならではの旅」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

中高年が、手軽にリーズナブルに楽しめるスポーツ
北海道を何度か旅したことがある人ならよくご存知だと思うが、パークゴルフは1983年に「公園で幅広い年代の人ができるスポーツ」として、北海道十勝支庁幕別町で考案されたライトスポーツだ。
そのためコースは圧倒的に北海道に集中しており、30年経った今でも本州ではほとんどその名を聞くことはない。
つまり、大半の人にとって、今のパークゴルフは北海道の旅の途中に楽しむスポーツだといえる。
日本には様々なゴルフがあるが、パークゴルフは1本のクラブしか使わないものの、ティーグランドからフェアウェイ、ラフ、バンカー、そして本当のゴルフさながらにピンの用意されたグリーンに向けてショットを放ち、最後はカップに入れてホールアウトする。
ちなみにスコアはハーフがパー33。パー3のショートホールが多いものの、9ホールの中にはパー5のロングホールもあって、かなりの点で本当のゴルフに近い。
さて。パークゴルフの良さは、全くゴルフ経験のない女性でも、数ラウンドこなせばそれなりに楽しめる点にある。
コースにもよるが、パークゴルフの「上手」とは1ラウンドを50以下、最低17アンダーで回れる人を称して呼ぶそうだ。
ちなみに筆者の現在のベストスコアは50ジャスト。ゴルフなら90くらいにあたるのだろう。ここから先は真面目に練習しないと無理だ(笑)。
ただ嬉しいのは、本当のゴルフと違って料金が驚くほど安いこと。有料でも終日500円程度のコースがほとんどで、北海道には無料のコースもたくさんある。
道の駅に隣接するコースでは、食事や入浴との格安セット券があるところも多いので、その有無を最初に確認をするといい。加えて、予約がいらないため、いつでも手軽にラウンドできる点も旅向きといえるだろう。
最後に。マイクラブを持参すればレンタルの有無を気にすることもない。特に筆者のようなレフティーは買ってしまったほうが確実だ。北海道ローカルのホームセンター「ホーマック」にいけば、ピンからキリまで品揃えされている。
興味が湧いた方は、下のサイトを参照に。
