北海道に20回以上の車中泊旅行を重ねてきた、車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、2023年6月現在の「道の駅 あさひかわ」の車中泊情報をご紹介。
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

「道の駅 あさひかわ」は、北海道内でも屈指の利便性を誇るクルマ旅の”オアシス”
「道の駅 あさひかわ」 DATA
道の駅あさひかわ
070-8004
北海道旭川市神楽4条6-1-12
☎0166-61-2283
営業時間
9時〜21時
※売店は18時・フードコートは18時30分で終了。
無休(年末年始のみ休館)
「道の駅 あさひかわ」の登録日
※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。
登録回/第16回
登録日/2000年8月18日
「道の駅 あさひかわ」の筆者の歴訪記録
※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。
2010.09.11
2012.10.28
2013.07.17
2014.07.03
2016.09.18
2018.07.20
2020.07.27
2022.07.24
※「道の駅 あさひかわ」での現地調査は2022年7月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年6月に更新しています。
道の駅 あさひかわ【目次】
「道の駅 あさひかわ」のロケーション
JR旭川駅に隣接する「道の駅 あさひかわ」は、短期の旅の場合、どちらかといえば避けて通りたい都市部にある。
だが、長期の旅では事情が変わる。
7月下旬にラベンダーが満開を迎える富良野と美瑛に近い旭川の街は、そこから道央・道北・道東に通じる北海道観光ルートの要衝にあり、これまでに消費した食料や生活用品に加え、現地で必要になった衣料品などを買い揃えるのに便利な”オアシス”だ。
書き出すと長くなるので、夏の富良野と美瑛の観光情報はこちらにまとめている。
ラベンダーの季節に行かれる方には、ぜひ合わせてご覧いただきたい。
まず「道の駅 あさひかわ」の駐車場は、敷地の中で数ヶ所に分かれているが、総じてフラットでどこも車中泊に支障はない。
24時間トイレは駅舎の中にあり、もちろん中はウォシュレットを完備している。
構内は広く、7月~8月は毎日9時~18時の間、旭川観光ボランティア協議会の協力を得て、臨時の観光案内所が開設される(休館日除く。その他の月は週末のみ実施)。
売店も充実しており、地元の銘酒「男山」の種類も多い。
また2013年11月には、JR旭川駅に通じるクリスタル橋の開通に併せて、フードコートがリニューアルされ、旭川ラーメンの名店「梅光軒」が出店。
しかも20時まで営業している。
さらに特筆すべきは、入口に用意されている充実のゴミステーションだ。
北海道ではゴミ箱を置いている道の駅が数えるほどしかなく、中には敷地内の自販機で販売した飲料の空き缶・ペットボトルさえも回収しない、本州では考えられない道の駅もある。
その中において「道の駅 あさひかわ」は、「道の駅 もち米の里なよろ」と並ぶ道北地方の貴重な存在と云えた。
だが、理想的とも思えるこの「車中泊環境」を平気で壊す輩もいる。
これは入口に張られた注意書きだが、設備とロケーションからして、「道の駅 あさひかわ」が「車上生活者」に愛されないはずがない(笑)。
要はこういうことさえしなければ、車中泊をすること自体に問題はないのだが、同類扱いされたくない人は、平日の空いている日に「道の駅 あさひかわ」では泊まらないほうがいい。
「車上生活者」は人目を嫌う。
つまり確信犯は、週末にはこういう場所に現れない(笑)。
2020年7月更新 ゴミステーションが消えた!
ついに「道の駅 あさひかわ」の入口から、ゴミステーションが消えた。
幸いにも「撤廃」ではなく、館内への「移動」措置だったが、これまでのように24時間利用できなくなり、車中泊の旅人は希少な場所を失うことになった。
当面はコロナ対応での措置と記されていたが、果たして元に戻る日が来るだろうか。
2022年7月更新 ゴミステーションは戻らず…
予想通り、3年ぶりに「行動制限」が解除されたにもかかわらず、ゴミ箱の位置は元には戻っていなかった。
これではまるで、大阪の「行けたら行くわ」と同じだ(笑)。
筆者が生まれた街では、「行かない」とは言わずに、そういう言い回しをするのだが(笑)、当局ではもうおそらく元に戻す気がないのかもしれない。
「道の駅 あさひかわ」 車中泊好適度
「道の駅 あさひかわ」のゴミに対する対応
可燃ゴミ:館内にゴミ箱があり、営業時間中に利用可能。
缶・ビン・・ペットボトル:同上
ちなみに、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。
こう説明すれば分かりやすいと思う。
近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。
それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。
ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、
道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。
すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。
明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。
車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。
「道の駅 あさひかわ」の最寄りの温泉&周辺買物情報
北彩湯処御料乃湯
道の駅から約5キロ
☎0166-65-2683
大人600円
10時~24時(受付最終24時)・無休
コンビニ
セイコーマートまで約700メートル
「道の駅 あさひかわ」の隣は、スーパーとホームセンターで歩いて行ける。
ちなみに「コープさっぽろ」も「ホーマック」も北海道のローカル企業。
こういう構成になっていれば、旅行者が何も考えなくても、自動的にお金は地元に直接還元される。
こちらは「道の駅 あさひかわ」のすぐ近くにあるコインランドリー。洗濯中に買物ができ、時間を有効活用できるので、とても重宝している。
WASHプラス 神楽GOGO店
旭川市神楽5条5丁目2-8(※道の駅旭川斜め向い)
☎0166-61-0673
定休日:年中無休・営業時間:7:00~23:00
「道の駅 あさひかわ」のアクセスマップ
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