紅葉の大雪高原沼めぐり マイカー・アクセスガイド

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この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
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ピーク時はマイカー規制、シャトルバスを利用する。

大雪山は「日本一早い紅葉」が見られることで知られているが、中でも高根ヶ原の下に広がる大雪高原は、北海道屈指の紅葉名所だ。

ナナカマドやダケカンバ、エゾイタヤなどの広葉樹と、エゾマツなどの針葉樹が混交する森林内には、大小多くの沼池が点在し、紅葉の時期にはまさに七色とも呼べる輝きを放っている。

沼めぐりコースは起伏が少なく、登山初心者でも心配なく歩ける。

だが、緑沼を過ぎると多少は道が険しくなるため、トレッキングシューズとスパッツは用意していくほうが無難だ。

さて。大雪高原の紅葉が見られるのは例年9月中旬から末にかけてで、ピーク時はマイカー規制が行われ、大雪レイクサイトにクルマを置いて、シャトルバスでアクセスしなければならない。

環境省の公式サイト

だが、年によっては紅葉のピークと交通規制期間にズレが生じることがある。

筆者が大雪高原を訪ねた2016年はその「外れ年」だったが、筆者にとっては「当たり年」(笑)。

おかげで大雪高原山荘まで自走で行くことができたので、ここでは、そのラッキーを生かしたマイカーアクセスガイドをまとめている。

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大雪高原沼めぐりの概要

高原沼めぐりの所要時間は、約3 時間15 分(受講時間と休憩時間を除く)といわれている。

ただし入山時間が午前7時から13時(15時には要下山)と決められているため、できるだけ朝早い時間から散策を始めるほうがいい。

そのうえ入山前に必ず、大雪高原山荘の隣に建つ環境省の「ヒグマ情報センター」で、約10 分間のヒグマに関する説明と注意事項のレクチャーを受けなければならない。

そして入山届けを提出してからが、湖沼めぐりの始まりになる。

【目安となるコースタイム】
入山口(20 分)→ヤンベ分岐左回り(40 分)→緑沼(50 分)→大学沼(10 分)→高原沼(15 分)空沼(40 分)→ヤンベ分岐(20 分)→入山口

※ ヒグマの出没状況によっては、立ち入り禁止区域が出る場合がある。

大雪高原 マイカーアクセス

そうなると、できるだけ駐車場のある大雪高原山荘に近い場所で車中泊をするほうが安心だ。

車中泊もできる大雪高原山荘は、層雲峡から約25キロ・30分ほどのところにあるが、途中からはダートの細い道になる。

ここが国道273号から大雪高原山荘方面に向かう分岐点。

看板はあるが、夜は分かりにくいと思うので、明るい時間に通るほうがいい。

グーグルナビに早変わり!
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」の文字をタップし、続けて画面下の経路をタップ、さらに画面上の「出発地を入力」の欄をタップして「現在地」を選択し、一番下の開始をタップすれば、画面がそのままグーグルナビに切り替わります。

写真は層雲峡より大雪高原に10キロほど近いところにある、「大雪防災ステーション」の無料駐車場。マイカー規制中はここで車中泊をするほうが近い。
大雪山の穴場車中泊スポット 大雪防災ステーション無料駐車場
層雲峡から近く、紅葉シーズンに便利な大雪防災ステーションの無料駐車場に関する記述です。
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沼めぐりの留意点

大小あわせて10以上ある大雪高原の沼は、どこも甲乙つけがたい美しさで、すべてが「見どころ」といっても過言ではない。

ゆえに最初に現れる沼であまり時間をかけすぎないほうがいい。

たまたま筆者が訪ねた日は、左回りで高原沼から折り返しだったのだが、おかげで行きは「下見」感覚でどんどん先に進み、帰りにチェックしておいた沼でじっくり写真を撮ることができた。

撮影が目的なら、左回りで空沼までを往復するのは良い方法だと思う。

ヒグマの落とし物(笑)。

出発前にレクチャーを義務づけているくらいなので、マジにヒグマはいる。

景色に夢中になってコースを外れ、森や林の奥には踏み込まないほうが身のためだ。

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