この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。

2020年に管理者が変わり、桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場は「RECAMP摩周」に改称。
RECAMP 摩周(旧:桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場)【目次】
「Recamp」とは
「株式会社Recamp」はスポーツなどの「合宿事業」をメインに展開している「株式会社R.project」が、キャンプ場予約サイトとアウトドアメディアの日本最大手企業「株式会社スペースキー」との共同出資により、2019年に設立したキャンプ場運営の専門企業だ。
Recampの社名には、キャンプを通していろいろなものを見つめなおす機会を作りたい、キャンプを通して日本の魅力を再発見してほしいという想いが込められているとのこと。
既に事業展開は全国各地で始まっており、関東では山中湖や房総半島の館山、関西ではりんくうに施設がある。
「RECAMP 摩周」のロケーション

つまりここに滞在すれば、東西南北どの方面に向かうにも便利がいい。
それゆえ車中泊ができないキャンプ旅行者の中には、ここを拠点にして周辺観光にでかける人も少なくない。
「RECAMP 摩周」の施設
筆者がこのキャンプ場を最後に利用したのは2014年の「桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場」だった時代で、レイアウトは当時と違っている。
とりわけ違っているのは、新設された上のマップのキャンピングカーエリアだ。
ここは車中泊を意識したスペースで、芝生の上にクルマで乗り入れ、サイドオーニングや小さなテントを張ることができて、1サイト1泊2,200円〜3,200円(シーズンによって料金は変動)となっている。
ただし、ここには電源がない。

「桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場」だった当時は、ひとり540円で利用できるフリーサイトが駐車場と隣接しており、格安でセミオートキャンプができたのだが、現在はそのフリーサイトが「フリーバイクエリア」になっているため使えない。
つまり実質的には、ほぼ倍の料金になったのと同じだが、北海道でも空前のキャンプブームの煽りを受け、大半のキャンプ場が値上げをしている。
最後に、ゴミは8分別で有料回収。今もトイレにウォシュレットはないようだ。なお、ペットの同伴は可能。
「RECAMP 摩周」 最寄りの温泉と買い物施設
近くに「亀乃湯」という渋い温泉銭湯があるが、女性が行きやすいのは道の駅の近くにあるペンションBiraoが経営する「ビラオの湯」だろう。
ビラオの湯
☎0154-82-2979
10時~20時30分・無休
大人400円
なお食材やお酒は、クルマで5分ほどのところにある北海道のローカルスーパー「フクハラ摩周店」で手に入る。その近くにはローソンもある。
「RECAMP 摩周」 アクセスマップ
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