ニセコ温泉郷と、新しくなった「湯めぐりパス」の意外なメリット

道央の温泉

北海道の温泉地といえば、登別(のぼりべつ)、定山渓(じょうざんけい)、層雲峡(そううんきょう)、阿寒湖あたりが有名で、団体ツアーはそのどこかを宿泊地に加えるのが常道だ。

しかし車中泊のクルマ旅では、これから紹介するニセコ温泉郷が、その居心地において他を圧倒的に引き離しているといっても過言ではない。

ニセコといえば、スキーやラフティングを楽しむアウトドア・フィールドのイメージが強いかもしれないが、実は過去1万年以内の噴火実績により、平成15年に北海道の活火山リストに追記されている。

ニセコ温泉郷は、そんなニセコ連山の麓に点在する温泉の総称で、多種多様な泉質と施設が揃う温泉旅のパラダイスだ。

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ニセコに限ったことではないが、規模の大きな温泉地には日帰り入浴を受け付けてくれるホテルや旅館が多い。

その中には自家源泉を有していたり、工夫を凝らした庭園風呂を構えているところがあり、シャンプーなどのアメニティーも概ねクオリティーの高いものが使われている。ゆえに日帰り温泉施設と似たような料金で入湯できるなら、筆者はそちらを選ぶようにしている。

そんな我々にありがたいのが、「湯めぐり手形」の類だ。

「ニセコ湯めぐりパス」は、2016 年10 月に利用方法等が変更されている。その主な利用概要は以下の通り。

●一冊(税込2,160 円)の湯めぐりパスで、利用できる施設は4軒

利用施設は料金によって「赤組」と「青組」に分かれており、湯めぐりパスの4 枚のシールも、2枚は赤、2 枚は青になっている。それぞれ同じ色のシール1 枚で入浴できるが、青組の施設は赤いシール2 枚でも利用が可能だ。

●一冊を夫婦やカップルでシェアして使うことができる

多くの温泉地では温泉手形は「ひとり1枚」が原則だが、ニセコのようにシェアできれば、無理して1日に2軒、3軒回ったり、使い残す心配がほとんどなくなる。

●利用範囲がニセコ界隈から、後志一帯に拡張

筆者が着目したのは、新たに共和町と岩内町の温泉施設5軒が加わり、利用できる施設は13 件から22軒に増加した点だ。おかげで海産物の美味しい日本海まで遠征しても湯めぐりパスが使える。これはマイカーで自由に移動できる車中泊の旅人にとって、大きな魅力といえそうだ。

なお、使用有効期限は180日間。購入は道の駅ニセコビュープラザほかで。

「ニセコ湯めぐりパス」の詳細ページはこちら

ニセコの温泉 入湯レポート

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