ヴィーナストラベルの「北海道トクトクドライブパック」で小樽を満喫

新日本海フェリー道央の観光地
「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊旅行ガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。
「日本クルマ旅先100選」 ~テーマはディスカヴァー・ジャパン~
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、2023年9月現在の「日本クルマ旅先100選」をご紹介。
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繁忙期以外で、10日間以内の北海道車中泊の旅には絶賛オススメ!

新日本海フェリーの関連企業に、「ヴィーナストラベル」という旅行会社があるのをご存知だろうか。

実はこの会社には注目すべき「企画商品」がある。もちろん年度やシーズンによって中身と料金は異なるが、一例を挙げるとこんな感じだ。

2022年9月更新

現在はこちらのプランになります。

<以下は過去の記録としてご覧ください。>

北海道トクトクドライブパック

2018年9月1日(土) ~10月10日(水) 出発
新潟~小樽または苫小牧便 夫婦など2名往復で45,000円(最大10日間有効)
さらにオーセントホテル(ダブルルーム)の1泊宿泊券とディナー付き

誰がどう見ても破格に近い安さだが、これは相部屋のツーリスト料金だ。

しかし16,000円上乗せすれば、トイレと冷蔵庫付きの個室に格上げできる。

それでも6万円ほどで往復できるのだから素晴らしい!

筆者は過去に2度この企画商品を利用し、6月の礼文島・利尻島、そして10月の大雪山を旅している。

理由は最大10日間といっても実質は8日なので、周遊するより行き先を絞って行くほうが、時間を有効に使えるからだ。

ちなみにこちらが、「特選カニ尽くしディナー」に登場したメインの毛ガニ。

もちろんミソまで美味しくいただいたが、それだけでオーセントホテルの使い道を終わらせるのは、もったいない!

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そこで今日は、そのより有効な利用法を紹介しよう。

まずは宿泊希望日を指定できるので、あらかじめ旅行スケジュールを立ててから予約を入れる。無難なのは、小樽着でも苫小牧着でも2日目の夜の宿泊だろう。

以下の記事に記載の通り、小樽は昼と夜で見どころがまったく変わる。

そのため車中泊では、小樽は夕方着の1泊2日で観光するのが得策と書いているし、ワンデイで観光する場合は、車内か温泉で途中休憩を挟むほうがいいと説明しているのだが、ホテルが使えるのなら話は別。

観光した翌日の朝から自由に行動できる、「ワンデイ観光」のほうがいい。

筆者なら午前中の早めの時間帯に小樽に入り、「小樽市観光駐車場」にクルマを停めて、まずは旧跡の残る中央通り周辺を散策後、昼食がてらに運河通りと堺町本通りをぶらぶらする。

小樽市観光駐車場は1日600円の有料だが、無料でクルマが停められる「かつない臨海公園」より観光地に近く、管理人が駐在するので長時間駐車をしても安心だ。

それから3時過ぎにクルマで移動し、ホテルにチェックインして休憩する。

もっとも… そうするためには前日の車中泊地を、1.2時間以内に小樽に到着できる場所にしておく必要がある。

小樽に入港するならフェリー下船後、そのまま小樽のフェリーターミナルで車中泊するのがベターだし、苫小牧着なら道の駅ウトナイ湖が一番近い。

ホテルを予約するのに2日目がいいというのは、スケジュール上もっとも移動ロスが出ないからだ。

さて。オーセントホテルは小樽の花園商店街(花銀)アーケード入口正面にあり、夕食後に一杯飲みに出かけるには絶好のロケーションに建っている。

夕食がついているので、寿司屋通りに繰り出すのは辛いが、そのまま寝てしまったのでは、昼寝をした意味がない(笑)。

お酒を嗜まない人や、この光景を見たい人は、ホテルの前の坂をくだろう。道なりに進めば、運河通りの入口にあたる「浅草橋」に出られる。

いっぽう、これから本腰を入れて飲もうという親父さんには、幸いなことに花銀にちょうど手頃な一杯飲み屋がある。

そこからホテルまでは200メートルちょっとの一本道。ほろ酔い気分で帰るにはもってこいの店だと思う(笑)。

いずれにしろ、行くからには「とことん」小樽を楽しもう。

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