道の駅 パパスランドさっつる 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2023年6月更新

道の駅 パパスランドさっつる北海道のベスト車中泊スポット

北海道に20回以上の車中泊旅行を重ねてきた、車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家が、2023年6月現在の「道の駅 パパスランドさっつる」の車中泊情報をご紹介。

「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
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「道の駅 パパスランドさっつる」は、清里の「サクラの滝」に一番近い、温泉が併設している道の駅

道の駅 パパスランドさっつる

「道の駅 パパスランドさっつる」 DATA

道の駅 パパスランドさっつる
099-4522
北海道斜里郡清里町字神威1071
☎0152-26-2288
営業時間
9時~21時・年始(1/1~1/2)休館
レストラン 11時~14時(LO)・17時~19時50分(LO)

「道の駅 パパスランドさっつる」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第24回
登録日/ 2007年8月10日

※2013年に全館リニューアル

「道の駅 パパスランドさっつる」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2011.07.10
2013.07.26
2014.07.17
2015.07.26
2017.08.12
2020.07.30
2021.07.10
2022.08.05

※「道の駅 パパスランドさっつる」での現地調査は2022年8月が最終で、この記事は友人知人から得た情報及び、ネット上で確認できた情報を加筆し、2023年6月に更新しています。

道の駅 パパスランドさっつる

道の駅 パパスランドさっつる

「道の駅 パパスランドさっつる」の
ロケーション

「道の駅 パパスランドさっつる」の
施設

「道の駅 パパスランドさっつる」の
車中泊好適度

「道の駅 パパスランドさっつる」の
最寄りの温泉&買い物施設

「道の駅 パパスランドさっつる」の
アクセスマップ

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「道の駅 パパスランドさっつる」のロケーション

「道の駅 パパスランドさっつる」は、知床半島に近い斜里の町から、「神の子池」と「裏摩周展望台」へ通じる道道1115号沿いにあり、北海道をリピートしているシルバー世代の多くが、道東を旅する際に利用している車中泊スポットのひとつだ。

斜里岳

ただ、沿岸部をめぐる「道東・黄金ルート」から外れた斜里岳の麓に位置するため、10日ほどで道東を周る現役世代の旅行者には、馴染みが薄い場所かもしれない。

じゃがいも

「道の駅 パパスランドさっつる」がある清里町一帯は、古くからジャガイモの特産地で、道の駅の名前にも使われている「パパス」は、スペイン語で「ジャガイモ」を意味している。

パパスシャトー

なぜ「スペイン語」なのかはよくわからないが(笑)、清里町はつい数年前まで左に見える、かつては「パパスシャトー」、現在は「きよ~る」と呼ばれる、「じゃがいも焼酎工場」以外にさしたる見どころがなく、観光客が通過することはあっても、泊まることのない町だった。

裏摩周展望台

少し離れて摩周湖に絡む「神の子池」と「裏摩周展望台」があるとはいえ、そちらには「開陽台」のある「中標津」からもアクセスできる。

しかし現在は、この「さくらの滝」をひと目見ようと、多くの観光客が清里町にやってくる。

ただ残念ながら、ツアーや公共交通機関を利用する旅行者が宿泊できる施設は皆無に等しい。

だが、車中泊旅行者だけは例外だ。

清里町には、「道の駅 パパスランドさっつる」の他に、高規格オートサイトの「清里オートキャンプ場」と、RVパークに加盟している「知床 清里町 ウエネウサルみどり」の車中泊スポットが揃っており、電源が必要な時でも困らない

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「道の駅 パパスランドさっつる」の施設

道の駅 パパスランドさっつる

「道の駅 パパスランドさっつる」は、2013年に建て替えられている。

こちらがリニューアル前の「道の駅 パパスランドさっつる」。

2007年の登録にしては施設が古めかしく、不思議に思っていたのだが、実はこの駅は、体験教室・屋内遊技場・レストラン「パパス」等を併設する既存の複合型温泉施設「パパスランド」を母体にしていた。

そのため6年で全面改装となり、以前とは見違えるほどの道の駅に生まれ変わった。

道の駅 パパスランドさっつる

約100台の普通車を収容できる現在の「道の駅 パパスランドさっつる」の駐車場は、全体的にフラットで車中泊に支障はない。

道の駅 パパスランドさっつる

24時間トイレは駐車場の入口近くにある。

道の駅 パパスランドさっつる トイレ

中はかつては和式だったが、現在はウォシュレットに改修されている。

こちらは敷地内に設けられたドッグラン。

ドッグランから道の駅を挟んだ隣には、無料のパークゴルフ場がある。

ここはフラットなうえにストレートなコースが多く、ホールインワンが狙えるため、スコアも出やすい。まっすぐボールを打つ練習には最適かも(笑)。

道の駅 パパスランドさっつる

屋外のテラスには無料の足湯もある。

道の駅 パパスランドさっつる

ちなみに、かつて道の駅のすぐ隣にあったコインランドリーは、2022年の取材時には取り壊されてなくなっていた。

また「マートおおた」も閉店している。

道の駅 パパスランドさっつる

さて、今度は館内に目を向けよう。

駅舎に入ると左手に温泉があり、右側にインフォメーションと売店、そしてさらにその奥にトイレと休憩スペース、そしてテイクアウトの店とレストランがある。

道の駅 パパスランドさっつる

売店には少し野菜が置かれているものの、品揃えの中心は加工食品と雑貨で、弁当や惣菜類は目にしなかった。

ウールニットキャップ

考えてみればジンギスカンがソウルフードなんだから、ウールの製品はあって然るべしだよね(笑)。

道の駅 パパスランドさっつる

ただそれよりも館内で目立っていたのは、清里特産品のじゃがいも焼酎だ。

道の駅パパスランドさっつる

なんと、館内の一画には無料の試飲コーナーもある。

道の駅 パパスランドさっつる

売店とレストランの間にある館内のトイレと休憩スペース。ここに可燃物のゴミ箱が置かれている。

道の駅 パパスランドさっつる

レストランパパスのメニューは、中華料理がメインのようだ。

道の駅 パパスランドさっつる

「道の駅 パパスランドさっつる」の車中泊好適度

駐車場の平坦性=○
駐車場のキャパシティー=普通車:98
ゴミ箱の有無=あり
ウォシュレットの有無=あり

旅行情報の充実度=○
付帯設備の充実度=○
周辺の車中泊環境=△

「道の駅 パパスランドさっつる」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:館内の休憩スペースにあり、営業時間中に利用可能。
缶・ビン・ペットボトル:同上

道の駅 パパスランドさっつる ゴミ箱

ただし、インフォメーションカウンターの前を通らなければいけないので、監視されているような気分にはなる(笑)。

加えて、これは「道の駅 パパスランドさっつる」だけではないが、禁止することができないのなら、四の五の言わずに気持ちよく回収してくれたらいいのにね。

日本には、そういう健気に頑張る道の駅もたくさんある。

ゆえに、次のような正論を思い切りぶつけてやりたくなる(笑)。

そもそも、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

道の駅氷見

こう説明すれば分かりやすいと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。

それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。

弁当

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、

道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。

すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

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「道の駅 パパスランドさっつる」最寄りの温泉&買い物施設

出典:道の駅 パパスランドさっつる

パパスランド温泉
おとな450円
10時~21時(受付最終20時30分)

併設するパパスランド温泉は、かけ流しの天然温泉だが、源泉温度が低いため、一部加温して温度調整されている。

泉質はアルカリ性単純泉で、浴室には天然の内風呂のほか気泡・圧注湯、うたせ湯、歩行湯がある。

料金は大人450円。この値段でボディーソープとシャンプーが備わっているのは北海道でも珍しい。しかも無休。

営業時間は10時~21時までだが、レストランも20時まで営業している。

コンビニ
セイコーマートまで約8キロ

スーパーマーケット
Aコープきよさと店」まで約7キロ

「道の駅 パパスランドさっつる」アクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
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