この記事は、車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、全国各地からセレクトした「クルマ旅にお勧めしたい100の旅先」の紹介です。

答えは、摩周湖第三展望台
残念ながら、周囲を外輪山に囲まれた摩周湖の湖畔に立つことはできない。

では、ひとつだけ選ぶとすれば、どこがいいのだろう。
答えはズバリ、この摩周湖第三展望台だ。
筆者は「あれもいいコレもいい」は、ガイドになっていないと思っている。
記事を読むことを含めて、事実が知りたい旅人の余計な手間を省いてくれてこそ本物。この疑問の答えは、実際に現地に何度か足を運べば誰にでもわかる。
摩周湖第一展望台
摩周湖第一展望台と摩周湖第三展望台は同じ道道52号沿いにあるが、弟子屈側からアクセスすると、標高の低い第一展望台が先に現れる。
第一展望台にはレストハウスがあって、観光バスもやってくる。そのため駐車場の収容台数は多いが有料だ。

こちらが第一展望台からの眺望。
ただ若い観光客のお目当ては、景色よりもこちらかもしれない(笑)。
摩周湖のご当地ソフトは、他に摩周ブルーと、樹氷ソフトがあり、価格はいずれも300円。筆者は「霧ソフト」を注文したが、爽快感があっておいしかった。
無料で一番高台から眺望できる、摩周第三展望台
第一展望台からさらに坂道を登り、幾度かカーブを曲がると第三展望台の駐車場が現れる。
こちらの駐車場は無料だが、収容台数は20台ほどしかなく、そこにバイクも停めるため、日中は満車にあることが多い。
トイレや売店はないので回転は早いが、バイクやクルマがワインディングを飛ばしてくるため、路肩で空きを待つのは勇気が要る(笑)。
駐車場から展望台までは、尾根沿いに作られた遊歩道を歩いて5分ほどだ。
第三展望台からの眺望。
展望所は遊歩道沿いに2ヶ所用意されており、アングルに変化がつけやすいので、撮影にはこちらの方が適していると思う。
裏摩周展望台
ここは第一・第三展望台とは通じておらず、一度弟子屈まで戻って、違う道からアクセスしなければならない。そのため、行くなら別の日を選ぶほうがいい。
「裏摩周展望台」には団体客が来ないので、いつでも空いているし、トイレと売店もあるのだが、眺望は先の2つに比べると明らかに劣る。

最後に。
「裏摩周展望台」は標高が低いため、霧の日でも湖面が見えるという話も聞くが、そんなことは稀だろう。第一・第三展望台から見えない時は、どこからだって見えやしないさ(笑)。
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