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湯の峰温泉公衆浴場 くすり湯の正体とは… /和歌山県・熊野本宮温泉郷

噂の秘湯・名湯/入湯レポート

現地に行ったことのない人が、インターネット検索で様々なウェブページを見る限り、湯の峰温泉公衆浴場の構成は、「分かるような・分からぬような」気がするのではないだろうか。

特に「くすり湯」については、熊野本宮観光協会のオフィシャルサイトにさえ、「一般湯」との違いが書かれていない。

そこで、正確にこの名湯のカラクリを紹介しよう。

なお、その前に歴史とウンチクを語ると、本論に辿りつくまでに相当時間がかかりそうなので(笑)、それは以下のページに別立てでまとめている。既にご存知の方にはパスしていただいてかまわないが、これから湯の峰温泉について調べようと思っている方は、ぜひあわせてご覧いただきたい。

熊野詣の湯垢離場(ゆごりば)「湯の峰温泉 」

 

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オフィシャルサイトによると、公衆浴場には、一般湯・くすり湯・貸切湯・そして有料の休憩場があると書かれている。

まずここで整理すべきは「つぼ湯」の存在だ。どう考えても、世間一般的には公衆浴場の部類に入るわけだが(笑)、湯の峰温泉では「この地で云う公衆浴場」とわかりやすく区別するため、あえてその「くくり」に入れていない。また理由のひとつには、源泉が違うこともあるのだろう。

ゆえに理解としては、「湯の峰温泉にある特別な公衆浴場」でいい(笑)。ちなみに世界遺産に登録されているのは、「湯の峰温泉」ではなく、その中の「つぼ湯」だけだ。これもそう明記したほうが、過剰広告などと「要らぬ疑い」を受けないためには必要であろう。

「つぼ湯」に関する詳細ガイドはこちら

さて、本論の「一般湯」と「くすり湯」の違いだが、加水しているのが「一般湯」で、「源泉を加水せずに適温まで覚ましたお湯」を「くすり湯」と呼んでいる。

共同浴場に渡る手間の「湯本橋」のたもとには、「湯筒」と呼ばれる源泉口があるが、湯の峰温泉共同浴場の源泉温度は約90℃と書かれており、そのままでは入湯できない。察するに、自然に冷ますという手間が、「一般湯」の250円に対し、「くすり湯」が390円という価格設定になっている理由だろう。

ただし筆者のような凡人は、「温泉成分が濃い源泉だから効くという」より、「何か特別な成分が加えられているから効く」と勘違いをしてしまう。その意味から云えば、「くすり湯」というネーミングは誤解を招きやすい悪名だ(笑)。

では肝心のお湯のクオリティーはいかがなものか?

湯の峰温泉の泉質は、含硫黄―ナトリウム―炭酸水素塩・硫酸塩泉。火薬に似た独特の硫黄臭を感じる透明なお湯には、湯の花も舞っていた。筆者は朝の早い時間に入湯しているのだが、ウェブサイトの中には「白濁している」という表記と画像があるので、時間が経てば確かに白く濁るのだろう。どうやらそれは「つぼ湯」でも同じらしい。

余談になるが、よく「つぼ湯」の紹介には「1日のうちに7度色が変化する」と書かれているが、30分交代の貸切風呂でそれが確認できるのは、管理人以外にはないはずだ。としたら、見たこともない話を平気で載せるウェブページを、貴方は信用することができるか(笑)?

温泉分析書に記された液性を示すpH値は7.8の弱アルカリ性。いわゆる「美肌の湯」の類になるが、炭酸水素ナトリウムに加え、硫黄とふんだんなメタケイ酸の成分により、数値の上でも質の高いお湯であることが伺えるその点では「くすり湯」と呼ばれても違和感は感じない。

なお「くすり湯」には、共同浴場のすぐ近くにある「湯の峰温泉 伊せや」でも入湯できる。料金は600円と多少高めだが、シャワーもシャンプー・リンスもついており、女湯には露天風呂もある。

旅行気分で温泉風情が味わいたいという人には、殺風景な共同浴場よりもこちらのほうが嬉しいのでは。

湯の峰温泉 伊せやの詳細ページへ

 

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