「クルマ旅専門家」・稲垣朝則が、10年以上かけてめぐってきた全国の温泉地を、「車中泊旅行者の目線」から再評価。車中泊事情や温泉情緒、さらに観光・グルメにいたる「各温泉地の魅力」を、主観を交えてご紹介します。

「平湯の湯」の魅力は、保湿成分のメタケイ酸が豊富なこと
「平湯の湯」は、合掌づくりの資料館「平湯民俗館」に併設している源泉掛け流しの野趣あふれる温泉で、平湯温泉街にある4つの「日帰り入浴施設」の中のひとつだ。
料金は寸志といいつつ、相場は300円になっている。もちろんそれでも、奥飛騨温泉郷の中で一番安い浴場であることに違いはない。
湯殿は露天風呂のみだが、雰囲気は抜群。
男湯は10人ぐらいは入れそうな大きさだ。お湯は鉄分を含んでいるため、やや緑がかった黄土色をしている。
筆者の記憶では、ほどよい熱さでヌメリ感はなかったのだが、他のサイトでは「熱い」という記述が目立っている。
pH値は6.8と中性ながら、メタケイ酸の含有量は166ミリグラムとまずまず豊富。湯上がりの保湿感は良さそうだ。
実は筆者がこの温泉に入湯したのは2008年。まだ民俗館の入館料込み500円だった時代だ。
当サイトに掲載している温泉レポートは、大半が入湯5年以内のものだが、「平湯の湯」には未だリピートできていない。
その理由はここが良くないからではなく、他に行かなければならない温泉が多すぎるから(笑)。
ただ450年前からある温泉なので、10年くらいで大きく変わることはあるまい。
当時の印象はすこぶるいい。
近くの「神の湯」と源泉は違うようだが、泉質は似ており、休館中はこちらに足を運ぶといいだろう。
平湯の湯
〒506-1433岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉
現地電話なし
問い合わせ先 ☎ 0578-89-3030(平湯温泉旅館協同組合)
1. 営業期間:4月中旬~11月15日
2. 営業時間:夏期6時~21時・冬期8時~19時
3. 定休日:不定休
4. 入浴料:寸志(300円程度)
【施設概要】
●泉質 :ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
●お湯:源泉かけ流し
●お風呂:露天風呂男女各1
●休憩スペース :あり(平湯民俗館)
●飲食施設:平湯民俗館に軽食の食堂あり
●駐車場 :あり(約8台・無料)
●シャンプー・石鹸等:なし
●ドライヤー:なし