道の駅 雨晴 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック! 2023年3月更新

道の駅 雨晴 富山県の24時間ゴミ箱が使える道の駅

【2023年3月更新】
車中泊旅行歴25年のクルマ旅専門家がまとめた、「道の駅 雨晴」の車中泊に関する記述です。

「正真正銘のプロ」がお届けする車中泊スポットガイド
この記事は車中泊関連の書籍を10冊以上執筆し、1000泊を超える車中泊を重ねてきた「クルマ旅専門家・稲垣朝則」が、現地取材を元に「車中泊旅行における宿泊場所としての好適性」という観点から作成しています。
※ただし取材から時間が経過し、当時と状況が異なる場合がありますことをご容赦ください。
クルマ旅専門家・稲垣朝則の主な著書
車中泊の第一人者と呼ばれる稲垣朝則が、これまで執筆してきた書籍・雑誌と出演したTV番組等の紹介です。
なお、道の駅での車中泊の可否については以下の記事を参照に。もちろん結論は「可能」です。
道の駅での車中泊は、”禁止”ではなくルールを守れば可能です。【車中泊専門家が解説】
車中泊歴25年のクルマ旅専門家が、2024年1月現在の「道の駅での車中泊が許されるルールと理由」を詳しく解説しています。
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「道の駅 雨晴」から、富山湾越しに立山連峰がくっきり見えるのは早春の午後。

雨晴海岸

道の駅 雨晴(あまはらし) DATA

道の駅 雨晴
〒933-0133
富山県高岡市太田24番地74
☎0766-53-5661
営業時間
10時~17時(1F情報発信コーナー・2F、3F展望デッキは24時間開放)
年中無休

「道の駅 雨晴」の登録日

※これを知ることで、施設の古さやリニューアルの有無などがわかります。

登録回/第48回
登録日/2017年11月17日 

「道の駅 雨晴」の筆者の歴訪記録

※記録が残る2008年以降の取材日と訪問回数をご紹介。

2019.07.12
2023.03.19

「道の駅 雨晴」での現地調査は、2023年3月が最新になります。

道の駅 雨晴【目次】

道の駅 雨晴

道の駅 雨晴」のロケーション

「道の駅 雨晴」の施設

「道の駅 雨晴」の車中泊好適度

「道の駅 雨晴」の
最寄りの温泉&買物施設

「道の駅 雨晴」のアクセスマップ

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「道の駅 雨晴」のロケーション

雨晴と書いて「あまはらし」と読む。

「道の駅 雨晴」は、同じように富山湾に面した北陸屈指の人気車中泊スポット「道の駅 氷見」から約8.5キロ、クルマなら15分足らずのところに2018年にできた道の駅。

車中泊の旅人からすれば、「道の駅 氷見」があるだけでもう十分なのに… と云いたくなる話かもしれないが、ここはちょっと事情が違う。

雨晴海岸

この光景に見覚えのある人は多いと思う。

雨晴海岸

雨晴海岸は春先になると、富山湾越しに雪をまとった立山連峰が望める絶景スポットで、写真愛好家には昔からよく知られてきた撮影地だ。

出典:VISIT富山県

加えて最近は、海岸線を走る氷見線に観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」が通るようになった。

雨晴海岸

そのため雨晴海岸一帯には「撮り鉄」も集結してきて、あたりは駐車場の空きを待つクルマの列と、道路脇でカメラを構える人による深刻な渋滞が生じていた。

道の駅 雨晴

そこに新たに2ヶ所の駐車場と、展望デッキを持つ「道の駅 雨晴」ができたのは、安全面から見ても好ましいことだと思う。

雨晴海岸

だがそれでもハイシーズンの休日には渋滞が発生しており、地元の人はその時期はここを避けて動いているに違いない(笑)。

なお雨晴海岸からの立山連峰撮影ガイドは、以下の別記事に詳しくまとめてあるので、興味があれば参考に。

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「道の駅 雨晴」の施設

「道の駅 雨晴」は、国道415号沿いに「うなぎの寝床」のように建つ施設で、それを挟む2ヶ所の駐車場と、氷見側に第二駐車場を有している。

こちらがマップにAと記したメインの普通車用駐車場。

ただここはレイアウトがわかりづらいのと、全体的に傾斜があるので、車中泊に適しているとは云えない。特に暗くなってから来る人は、戸惑うかもしれない。

道の駅 雨晴 トイレ

24時間トイレは駅舎の1階なかほどにあり、外から出入りが可能だ。

道の駅 雨晴 トイレ

もちろん中にはウォシュレットを完備。

こちらはマップのB駐車場。

「道の駅 雨晴」ができるまでは、雨晴海岸の観光駐車場だったところで、道の駅のオープンとともに区画をやり直し、現在は観光バスも駐められるようになっている。

道の駅 雨晴 トイレ

奥に見えるのが24時間トイレで、中はウォシュレットに改修されていた。

路面はフラットでトイレにも近く、車中泊には良さそうだが、トラックが近くに駐まると騒々しい点が気になる。

道の駅 雨晴

最後は現地で第二駐車場と呼ばれているマップCの駐車場。

ここはA駐車場との間に民家を一軒挟んだ飛び地で、臨時駐車場的な存在になる。

日中は空いている可能性が一番高いのでお勧めだが、地面は傾斜していて、トイレもかなり遠いため、車中泊には適さない。

ただいずれにしても…

Cを入れても全部で50台ほどのキャパしかないので、ハイシーズンの日中は入庫待ちの列ができる可能性は高いだろう。

道の駅 雨晴 

今度は館内をご紹介。

この日は開館前の訪問だったが、観光情報が見られる休憩室は開いていた。

入口には可燃物のゴミ箱が置かれており、誰でも24時間利用することができる。

道の駅 雨晴

2階には屋外の展望デッキと、館内に売店とカフェがある。

展望デッキには、1階から階段で24時間上がることができる。ちなみに床が濡れているのは雨ではなく昨夜の霜が溶けたため。

3月中旬は、富山湾に立山連峰がくっきり浮かび上がって見えるいい時期だが、晴れると放射冷却で朝は氷点下近くまで気温が下がる。

車中泊をする人は、写真の”春の陽気”に惑わされて防寒の備えを怠ると、明け方に辛い思いをすることになりかねない。

道の駅 雨晴

観光スポットに建つ「道の駅 雨晴」の売店は、ほとんどが土産品で、雑貨の品揃えが充実している。

道の駅 雨晴

売店の隣は開放感のあるカフェになっており、カウンター席からは雨晴海岸が一望できる。

道の駅 雨晴

ただしこの3階の展望デッキを含めて、「道の駅 雨晴」では正面に立山連峰を見ることはできない。

道の駅 雨晴

富山湾越しの立山連峰をが見られるのはこちらの方角で、写真を撮るには国道と線路がかなり気になる。

ここは冒頭でふれた、「撮り鉄」たちの特等席になっているようだった。

「道の駅 雨晴」の車中泊好適度

駐車場の平坦性=○
駐車場のキャパシティー=普通車:50台
ゴミ箱の有無=あり
ウォシュレットの有無=あり

旅行情報の充実度=○
付帯設備の充実度=○
周辺の車中泊環境=○

「道の駅 雨晴」のゴミに対する対応

可燃ゴミ:入口にあり、24時間利用可能
缶・ビン・ペットボトル:同上

道の駅 雨晴

可燃物のゴミ箱は3階の出入口にも置かれていた。

なお、車中泊の旅行中に発生するゴミは「家庭ゴミ」ではない。

「家庭ゴミ」とは、家庭で発生する、もしくは一度家庭に持ち帰ったゴミを指す言葉で、ゆえに市町村が定めた指定のゴミ袋に分別して、指定回収日に出すことが義務付けられている。
しかるに「家庭ゴミの持込み禁止」は地域住民に向けた正しい勧告ではあるが、車中泊の旅行中に発生するゴミは該当しない。

道の駅氷見

こう説明すれば分かりやすいと思う。

近くのスーパーで買ってきた「弁当」は、道の駅についた時点では「ゴミ」ではなく「食品」だ。

それを道の駅に駐めたクルマの中で食べると、残った容器がゴミになる。

弁当

ということは、正確には「道の駅で発生したゴミ」であって、

道の駅のスタッフが、出勤前にコンビニで買ってきた弁当を昼食に食べた後、その容器を事務所のゴミ箱に捨てるのと同じ話で、誰が食べたかは関係ない。

すなわち、「事業ゴミ」として道の駅が処分するのが筋ということになる。

明日帰る車中泊の旅行者が、それを「持ち帰り」するのは自由だが、それは「マナー」と呼ぶものではなく、あくまでも「道の駅の負担を軽減してあげるための協力」であって、基本は堂々と捨てさせてもらってかまわない。

車中泊旅行中のゴミの処分については、以下にもっと詳しい記事を記載しているので、時間があればぜひ。上に記した話が「自分勝手」かどうかは、法律に照らし合わせれば一目瞭然だ(笑)。

「道の駅 雨晴」 最寄りの温泉&買い物施設

越乃庭
道の駅からクルマで2分
☎0766-44-7739
おとな700円(朝風呂は600円)
10時~22時((朝風呂は5時30分~8時)
※日曜日は5時30分~10時
不定休
コンビニ
クルマで4分ほどのところにファミリーマートがある。
スーパーマーケット
クルマで5分ほどのところに「新鮮館せきもと」がある。

「道の駅 雨晴」のアクセスマップ

マップをグーグルナビに切り替える方法
スマートフォンでご覧の方は、「拡大地図を表示」をタップし、画面が切り替わったら下の「ナビ開始」をタップするとナビゲーションが始まります。 高速道路か国道にするかを選びたい場合は、「ナビ開始」ボタンの左にある「経路」をタップすると表示されます。
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